会社、コンクリート。帰ったら、風潮の家。妻、美人。
カナダのオンタリオ州在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。
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ブログ記事は実際の出来事をもとに誇張や脚色を加えたフィクションです。とっぷり、ガッツリ、実在の企業名が出ている事もありますが、あくまで実在する人物や団体とは関係ありません。
この記事は続きものとなっております。
帰国時に中学生の姪と英語のテストの見直しをしていたのですが、正解なのにバツをくらってるし、 そもそも質問や答えがおかしかったり。
え、これで英語能力を計ってるの?と愕然としました。
2コマ目の構文は、実際のもではありません。because文だったのは覚えているのですが、実際の文は忘れました。
『以下の語を組み合わせて例文を完成させなさい』的な問題だったと思います。
姪には、「これは先生に申し立てしなさい。何なら、カナダに住んでいる叔母がおかしいと言っています、と言ってみて」と 言ったのですが、結局、言わなかったそうです。
以前、答案に対して異議申し立てをしたけど、却下されたらしく。そうなると、『言っても無駄』という気持ちになってしまいますよね。
そして姪によると、かなり嫌な先生なのだとか。
それを聞いて納得。
何だかテストの採点方法にも嫌な感じが滲み出ていました。
ものすごく小さいことはネチネチ指摘しているのに、コアな部分は詰めが甘いとか。
加えて、この先生の英語能力自体が、生徒の英語能力を判断できるレベルじゃないような?
これは生徒側がかなり不幸!
公立の中学校って当たり外れが激しいような?
テストが既成の何かから流用されている可能性はあると思うのですが、英語の答えって一つじゃないわけで。
正解用紙そのまんまじゃないだけで、バツをくらうとか、ないワッ!
せめて問題と答えの確認はちゃんとしてもらいたいです。
日本の学校における英語学習って使える英語ではなく、テストで点を取るための英語じゃないですか。
そのテスト自体がダメダメだったら、一体、何のメリットが?と思ってしまいます。
語学は、圧倒的に若いうちの方が学習するのに有利なので、ちゃんと学べる環境があればいいのになあ、と思います。
そして受験に際して、塾や家庭教師が当たり前の風潮!
皆が皆、塾代を工面できる訳ではないので、公立中学・高校で一定の教育水準を保って欲しいのですが。
自分が中学生の時もthinkをチンクとしか発音できない先生とかいましたが、数十年経っても、レベルが殆ど変わってないような?
今はネットやアプリも出ているので学習自体の敷居はグッと下がっているはずなのですが。
逆に言えば、生徒側も自分で学べる機会が増えている訳ですが、実践英語能力と日本のテストでいい点を取る能力って異なるんですよね。 これも何だかなあ、と思います。
とはいえ、コンピュータ言語が英語ですし、英語の優勢は、今後も変わらないと思います。
そして、英語はコツさえ掴めば点が取れる教科なので、強く学習をお勧めします。
日本の英語学習、そもそも教える側がかなりまずいレベルなんじゃあ?と気になったのでした。
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風潮をナメているすべての人たちへ
昨日に引き続き、算数以外の教科についてもまとめました。
聞き落としたところはサピから配布された資料を参照していますが、とても全部は書ききれないので、一部抜粋になります。
【国語】
下記が今年着目すべきテーマ。
この傾向は来年も続くと思われる。
国語が最初の試験の学校が多いので、国語で点を落とさないようにして、他科目につなげていけるようにすることが重要。
1.戦争と平和
- 元号が変わろうとしている今、「過去」を改めて見直す風潮
- 桜蔭と武蔵で、出典が同じ文章(「神に守られた島」)が出題された。
- 渋渋、芝でも出題
2.情報(特に「スマホ」)
- 慶應、立教女学院などで、「スマホの功罪」について出題
- 東洋英和、早稲田でも出題
3.多様性(少数者、弱者についての考察)
- 女子学院、湘南白百合で出題
あと、面白いテーマとして「恋愛」
- 駒東、学習院女子で出題
記述問題を中心に出す学校が増えている。
- 桜蔭の記述問題は字数制限がなくなった。
- 芝・城北は、記述中心の出題に大幅変更
- 雙葉は「自分は『頭がいい人』か『頭が悪い人』かどちらなのか、120字以内で論ぜよ。」との出題あり。
- 慶應湘南は、「プロ野球選手に4-7月生まれが多いのはなぜか」を論じさせる出題あり。
【理科】
- 化学>生物>地学>物理の順で、地学と物理が逆転。
- 地学が増えたのは、2018年に災害や台風が多く、月食もあったことが背景か。
- 複数分野に跨る出題(地学と物理混合など)が増加(聖光、浅野)
- 生活に関連した題材での出題が増加 例:「おいしいコーヒーの入れ方(麻布)」 「日常生活で使う水溶液(渋幕)」 「さおばかり(江戸川取手)」 「自転車のギア(栄東)」 「塩田(筑駒、フェリス)」
- 計算問題の増加
- 記述問題の増加 例:「ろうとに水溶液を注ぐ際に注意すべきこと」(洗足)
【社会】
淡々とした説明が多い中、社会の説明には「人間性」が感じられた。
(説明講師のキャラクターに起因していると思われる。)
他教科が「サピックスのこんな問題が、どこどこの入試問題でも実際に出た」のを強調する一方、「社会は暗記だけではない。授業でみんなで討議し、正答を導くプロセスも必要。サピックスではそういう授業もやっている。」との説明に好感がもてた。
下記が今年の入試のキーワードとのこと。
- 元号
- 18才成人
- 災害
- 多様性
- マイクロプラスチック
1.元号
- 「昭和」「平成」を振返る出題が非常に多い。
- 同じテーマでの変化検証。その代表例は麻布で、「スポーツ」をテーマにした各時代の変化検証。
2.18才成人
- 成人年齢の引き下げ、参議院の選挙制度(定員)変更は頻出。
3.災害
- 出題は多岐に渡る。過去数年間の災害知識、首都直下型地震への防災対策の理解が必要。
4.多様性
- 民泊、外国人労働、LGBT、ダイバーシティなど
5.マイクロプラスチック
- ゴミと循環型社会に関する出題。
- 女子学院では、「プラごみ」「(江戸時代の)循環型社会」双方の出題あり
【当方所感】
過去問に関しては、開成と桜蔭に関する言及が圧倒的に多かったが、それ以外で多かったのは、当方が参加した会場に関して言うと、
- 男子校:聖光、駒東
- 女子校:鴎友、洗足
- 共学校:渋渋
実施会場の地域性を意識したものと思われる。
全体のトーンとしては、
- 徹底したデータに裏打ちされ、情に訴えない精緻な説明という意味では評価に値する。
- 悪くいえば、(社会を除き)説明に人間味に欠ける。
妻は、「こんなロボットみたいな説明はもう聞きたくない」と酷評。
来年は私一人で行くことになりそうです
ただ、説明会に来ていたお母様の中で、妻のような人種は少数派だと思われます。
サピは、難易度が高いうえに宿題が多く、教材も(まとまったテキストよりも)プリントが中心なので、宿題・プリント整理に両親(特に母親)の協力が他の塾以上に不可欠だと言われています。
ですから、お子さんをサピに通わせているお母さんは、他塾に比べ教育熱心なはずです。
実際、多くのお母様方は、妻とは異なり、講師の説明に何回もうなずいたり相槌を打ったりしながら一生懸命説明を聞いていました。
・・・うちには、どう考えてもサピは無理ですね。
ただ、一点気になったのは、社会の説明が全部終わっていないのに、一部のお母さんたちが次々と席を立ち始め、靴音をバタバタ立てながら、無遠慮に会場を出て行ったことです。
(説明が聞こえない!)
中には出社するお母さんもいたのかもしれませんが、多くは、単にエレベータやエスカレータの渋滞を避けるため行動、あるいは、レストランの席取りをしたかったのだと思われます。
それぐらいやらないと、受験も含めて競争社会では勝てない、ということかもしれませんが、もう少し気を使っていただければとも思いました。
週末はYの説明会です。
土曜日なので、娘も連れて行く予定です。
念のためYに電話したら、出席人数に子どもを含めて申込をすれば、子ども同伴OKとのこと。
その点、サピよりルールはゆるそうです。
お父さんやお子さん連れもサピよりは多いはずなので、大分雰囲気も違うと思います。
妻の反応も楽しみです