日本全国洗濯機デー
「新しく婚約する女性に、元嫁の婚約指輪渡しちゃまずいですかね…」
その婚約指輪は、元奥様と離婚するときに奥様から返却された婚約指輪。
銀座の有名ブランドの指輪で100万円オーバーの代物だったそうです。
元奥様とはお互いの仕事の忙しさのすれ違いで意思疎通がうまくいかなくなり、
ある日喧嘩した勢いで「別れようか」と言ったら、元奥様は首を縦に振り離婚されたそうです。
「そんな別れ方だったので、返してもらった婚約指輪も売却してしまうには心残りで」
そんな相談を新郎さんから受けました。
花嫁さんを介さずにダイレクトに相談いただくことが多いです。
男性ならではの結婚式に対する悩みも多いのです、
新郎さんは実は繊細に物事を考えていたりします。
プランナーさんは公的な方ですし女性が多いので、話しやすいのでしょうかね。
ただ、返答に悩む相談も正直多いです。
洗濯機の脱水機ぐらい頭を回転させて、
何度も反芻して丸5日間悩んで出す答えもあります。
今回の件も悩むに悩みました。
金銭的なことがあるのかもしれない、思い入れのある指輪だったのかも知れない。
色々考えましたが、やっぱり最前面に来るのは「嫌かな」でした。
僕「僕だったら嫌ですね、○○さんだったら奥様の前の彼氏さんが使ったひげそりとか使いたいと思いますか?」
そんな気持ちを新郎さんにダイレクトに伝えてみました。すると新郎さんは、
新郎さん「価格がそれなりにする指輪ですし、クリーニングもしましたし、
資産的価値を考えてもいいかと思うのですが…、それとも10万円ぐらいの新しい指輪の方が良いのでしょうか?
でも10万円の指輪は前の指輪と比べるとみすぼらしいですし…内緒にしていれば…」
僕「形とか値段ではなくてもっと大事な事があるかと思うのですよね。
それに内緒にしている後ろめたさとか、
うっかり話してしまったとき事実を知ってしまったときの花嫁さんのダメージを考えると、内緒の選択肢はないかと思います、クリーニングしていてもOKと言う認識なら、花嫁さんの前の彼氏さんが使っていたお箸とか普通に使えますか?」
新郎さん「少し嫌かも、でも高級なお箸なら考えるかも…」
まあ人それぞれ価値観や、考え方が違うので僕は否定はしませんが、
少し寂しい気持ちになりました。
そしてしばらくして花嫁さんからメールがありました。
花嫁さん「新郎からプロポーズされ、別れた奥さんに渡した婚約指輪を渡されました」
始めはとてもうれしかったそうですが、
後日元奥様の婚約指輪だったという話は共通のご友人からその話を聞いたそうです。
そのことを新郎さんに問いただしたら、
「この高い指輪の何が不満なの?」
と問い詰められたそうです。
花嫁さんは固くこの人とは一緒にはなれないと決心をしたそうです。
お付き合いされて2年、多少価値観を感じた事はあったようですが、
婚約指輪のような大きなギャップを感じることはなかったのでショックだったそうです。
女性にとって指輪とは大きな意味を持ちます、婚約指輪となればなおさらです。
その婚約指輪を金額という形でしか見えていない新郎さんを見て、
僕と同じく「寂しい気持ちになった」そうです。
大切なこと。
そんな事柄が社会やニュースにもなっていますが、
損得勘定ではなく本当に何が大切な事かを考えること、
相手の立場になって考えること、自分の力で想像すること。
それらが欠如してしまった結果かなと思いました。
最愛の人が相手の心に寄り添って考えることが出来ない人であったこと、
その事を知ったパートナーさんはとても寂しいことだと思いますよ本当に。
皆様なこのことについてどう思われますか?
(写真と本文は関係ありません)
ブログからお問い合わせの方にお得な特典
前撮り&結婚式当日ロケーション撮影料金無料
手焼き風プリント30カットプレゼント
お得な特別限定プランをご用意
インスタグラムはこんな感じです
今まで19年間約1700組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
よろしければ運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
結婚式のスナップ写真撮影依頼についてなど、お気軽にご相談ください
。
撮影のお問い合わせのメールにはすでに撮影予定が入っていても、
48時間以内に必ずお返事をさせていただいています。
●「問い合わせをしたけど、返事がまだ届かない…」 そんな時は【迷惑メールフォルダ】の中をご確認ください。
●スマートフォンや携帯電話からのお問い合わせの場合、設定によりこちらからのメールが送れないことも多いです。パソコンメール、URL付きメールを受信する設定にされて再度お問い合わせ下さい。
それでもメールがないようであれば、 念力かメールで再度ご連絡下さい→
【TV&ラジオ出演】■『Mr.サンデー』(フジテレビ)■『ブログの女王』(テレビ東京)■『MUSIC PLUS』(J-WAVE)■『site9-11』(FMぐんま)
【メディア掲載】■AERA(朝日新聞出版) ■写真好きのための法律&マナー(朝日新聞出版)■アサヒカメラ2017年12月号(朝日新聞出版)■日本写真家協会会報2017年11月号(JPS)■『本当にあったブログ内緒話』(大洋図書)■信濃毎日新聞 ■ねっため(ソフトバンククリエイティブ)■ドバイ政府観光・商務局 ■H.I.S.
■アメーバブログさんが運営されています『アメばこ』にインタビューされました。
→
洗濯機 それでも、人は、ケータイと呼ぶ。
2か月で、家を出る準備をする。
まずは家を決めなければ先に進まない。
実家に帰れば、すぐクズが迎えに来てしまう。
クズに見つからない場所。
誰も知ってる人がいない場所。
築浅の賃貸マンション、2LDK.
私と幼い子どもたちで住むには充分な広さと
周辺の環境の良さに、そこに決めた。
私の自由に動ける時間は限られている。
電気や水道の開通は電話で済ませ
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、オーブンなどの大型家電から
電気ケトルやヘアアイロンやドライヤーなど小さな物まで
全てネットで買い揃えた。
クズ宅から何1つ持ち出さないために
今日は家具、今日は衣類、今日は日用品・・
毎日買い物に出かけ
1から全て買い揃えていく。
クズの平日休み。
この日は連れ子の通院日。
クズが連れて行くことになっていたため
ホテルの駐車場に置き去りだったクズの車を取りに行き
支度は万全だった。
でも、行く直前になって
「やっぱりママとがいい」と泣く連れ子。
きっと、何となく不穏な空気を読んでいたのかも知れない。
クズの車に、通院グッズを積んでいたため
クズの車で、私と連れ子は病院に向かった。
いくつもの検査を終えてからの診察で
帰宅したのは夕方だった。
クズは、お疲れ様~ありがとうね、と
てきぱきと食事を並べ始めた。
味噌汁は、もちろんれいの好きなネギ入り~、と。
クズ父の食事の時間、クズ母に、クズが昼間出かけたか聞いた。
スーパーに行ったよ、ご飯作るからって、
1時間もしないで帰ってきたよ、
そう言われて安心したのも束の間・・
考えれば、おかずは家にあった食材ばかり。
買ったのは、ネギだけ。
スーパーは歩いて5分のところにある。
本当に、買い物だけ?
疑問に思って、深夜スマホを見た。
サトミから、今まだ病院?の問いに
結局、子どもがママと行きたいって言ったから
俺は下の子たちと留守番と返信。
そこから長いやりとりを経て
サトミ「私、もう死んでいい?
もう生きて行くことが辛くて耐えられない。
もし、クズちゃんが止めてくれるなら
私、頑張って生きられる。
いつもの場所で待ってるね。」
その言葉にクズは
クズ「会うのは今日で本当に最後にして。
ちゃんと話し合って、こういうのは終わりにしよう。」
やっぱり、会ったんだ・・
でも、それだけじゃなかった。
夜に来ていたライン。
サトミ「久しぶりにクズちゃんの愛を感じることができて
幸せいっぱい
明日から、頑張れるよ
でもね、背中擦れちゃって、摩擦かな?
ヒリヒリして痛いの
やっぱり車の中じゃなくて、ちゃんとベッドでクズちゃんを感じたい」
翌日、自分の車を確認した。
私は子どもたちを2列目に乗せる為、助手席は常に空席で
その為、シートは1番前まで引いている。
いつもは足元に余裕はないのに
今日は少し広く感じる。
シートを動かすと、前に動いた。
明らかに、人が乗った形跡だ。
助手席のドアポケットに
カバーのつけられたポケットティッシュ
小さなポーチ(中身はおりものシート)
薬用リップ
マウスウォッシュ
携帯用ボディコロン
携帯用ヘアミスト
これだけの物を入れられてるのに
クズは気づかなかったのだろうか・・
いつものクズの車ではない。
私の車とわかってて、あえて入れたんだ。
私の車で、行為に及んだ二人。
そして、この品々は
サトミからの宣戦布告だ。
どんなに邪魔をしても
私とクズは離れられないの。
そう主張しているように見えた。
皆さま、こんにちは。
いつもコメントやメッセージ・いいね、で
温かいお気持ちを届けて下さり、ありがとうございます。
また、先の記事内の後記について
取り乱していた私の気持ちを
温かく包み込むような
たくさんのお声を頂き、ありがとうございました。
その記事を公開したその日のうちに
もう一人の母は、遠くへ旅立ちました。
まだ、微かに意識があるうちに
子どもたちを会わせることもできました。
私の呼びかけに、頷き
握った手に力を込めて返事をしてくれま
た。
私は、人の最期の瞬間に立ち会うのは
初めての経験でした。
最後の、あの呼吸は
現世での苦しみを全て吐きだし
天国で痛みも苦しみも味わうことなく
朗らかに過ごせるように
あのような呼吸になるのかなと思いました。
最後に頬を伝った一筋の涙は
母のたくさんの想いが詰まっているのだと思います。
夫を心配する気持ち
息子を心配する気持ち
孫を心配する気持ち
心配性の母ですから。
父は唯一動く指で
母の頬をずっと撫でていました。
よく頑張ったね、そう何度も言いながら。
愛し愛されて、最期を迎えた母。
安らかな寝顔は
その人生が豊かで幸せだったと
伝えてくれているのかなと思います。
こんなに早く別れが来てしまうなら
たった数か月
なぜ私は我慢できなかったのだろうと考えます。
安心して
旅立って欲しかった
後悔ばかり募ります。
私の上手にできない子育てを
笑うことも叱ることもなく
子どもが0歳なら、ママだってママ0歳なのだから
できなくて当たり前
そう言って
もどかしくて
手出し口出ししたかったでしょうけれど
私の育児を
見守り、支え、励ましてくれた母。
たった数年間だったけれど
おかあさんの娘になれて
本当に幸せでした。
おかあさん、どうもありがとう。
どうかどうか、安らかに。