ミスコン 自然のチカラを、未来のチカラへ

おはようございます

８月も折り返し地点ですね

クリアな夏の風が美味しい〜♡

番組の再現VTRにちょこっとでています

良かったら見てみて下さいね（笑）

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というか根性な気がするが・・・。

俺とデート出来ると知って起きないなら琴子じゃない。

昼時間に「ねえ、先生。ヤキソバ食べよー」と琴子が俺を誘う。

無邪気に手を引く琴子と一緒にヤキソバブースに足を運んだ俺だった。

約束の「あーん」もしっかりと果たし・・・周りには兄妹で何をやってるんだという目で見られたが、お互いブラコン・シスコンという立場を貫いているので問題ない。

その後、おでん・お好み焼き・綿あめと食べ物ばかりを買い、腹を満たしてから琴子が気にしていたお茶会を覗く。

「ほら、正座で抹茶を飲み茶菓子を食う。作法に煩いから、琴子はまだ無理だな」と言うと「練習したら出来るもん」と言うので「練習するか！？」と聞いた。

琴子は「出来るの！？」と嬉しそうに聞くので「出来るよ」と言って職員室に行った。

留守番兼文化祭の責任者を担っている教頭に「茶室の鍵借りれますか！？」と頼む。

教頭は俺ならばとあっさり貸してくれた。

意外にも簡単に手に入った密室の鍵。

そこでしっかりと琴子を貪り、もう歩けなくなった琴子を横抱きにしながら職員室へ茶室の鍵を返しに行く。

ちょうど副担の西垣先生が通りかかったので、「琴子が調子を崩したので帰ります」と告げ了解を得た。

しかし予想より早く自宅に二人で帰って来たので、またおふくろに叱られて九州行きを承諾しそうになった（夏合宿があるので断念）

でも学校でシタのをバレた訳ではない。

昨日の夜の事を琴子がおふくろの誘導尋問に引っかかって暴露しただけだ。

俺はおふくろを恨めしく思いつつも、おふくろの言う「後夜祭に出られないなんて・・・。文化祭で一番楽しい事をさせないなんて酷いお兄ちゃんよね、琴子ちゃん」の台詞に胸を突かれる。

琴子は後夜祭がどんな事をするか分からず俺に「どんな事をするの！？ 先生」と聞く。

俺はかつての記憶から「クラスや部活の模擬店とかの結果発表と景品の授与。後は打ち上げみたいな軽いパーティー」と教える。

おふくろは「それだけじゃないでしょ！！ 大事な事を忘れてるでしょ」と俺に怒る。

「なんだよ」と返すと「ミスコンよ」と言われた。

琴子が「ミスコンってなんですか？？」と聞くが、ミスコンの言葉くらいは普通に聞いた事があるだろーがっ

おふくろは琴子には優しいので「琴子ちゃん。斗南高校には昔から美少女を選んでその年のミス斗南を決めるのが慣わしなの。私に娘がいたら絶対にミス選ばれると思ってブレンビーまで準備したのよ。それなのにお兄ちゃんったら・・・」と琴子の手を掴んだまま泣く。

まだ決まってねーのに勝手に泣くんじゃねぇっ

「別に琴子がなるって決まった訳じゃねーんだから」と言ったが「なるに決まってるでしょ」とおふくろは俺を睨む。

何か裏工作したか！？と聞いたらあっさり白状した。

「別にお金をバラ巻いた訳じゃないわよ」と言っていたが、ハンドマイクを持って呼びかけながら文化祭を廻った事が分かった。

余計恥ずかしいだろーがっ

堂々と表で工作すんならコソコソ裏で工作しろよっ。

「あれは生徒同士しか選べねーだろうが。琴子に決まったらどーすんだよ」と俺が言うとそこまでは考えなかったらしい。

「あら、でも松本さんもお兄ちゃんを選んだけれどカップルにならなかったじゃない」とあっさり解決策を提示した。

「琴子に兄である俺を選ばせるのか！？」とおふくろに聞いたら、琴子が「先生は嫌！？」と悲しそうに聞き返す。

・・・嫌な訳あるか。

俺は「琴子がいいなら選べばいいだろ。夫なんだから選ばれて当然だと思っているさ」と言うと嬉しそうな笑顔を浮かべたが、目からは涙が零れ落ちた。

「疲れてんだろ、もう休めよ」

そう言って横抱きで寝室へ連れて行く。

おふくろは後夜祭の腹いせを今晴らしていた。

つまり・・・ブレンビーで寝室に向かう俺とお姫様抱っこされた琴子を写し続けたのだ。

夜になり、１本の電話・・・もとい、数本の電話が掛かってきて琴子が今年のミスに選ばれた事を知ると、おふくろにかなり責められた事は言うまでもないだろう。