せせらぎとか言ってる人って何なの??
「ひるがの」はもともと「蛭ケ野」と書いたのである。
吸血性の蛭が多く棲む高所の一大湿地帯であった。
昔、泰澄という偉いお坊さんが蛭に悩む村人に請われ、その退治方法を伝授した。
その方法とは湿地の周りに溝を掘り巡らし、排水を良くすることであった。
蛭の生態に着目した至ってシンプルな助言であったが、
その通りに行ってみると湿地は乾き、蛭の生息に適さない「野」と「化」した。
後世の人々は蛭の悩みから村人たちを解放した僧・泰澄の遺徳を称え、
その一帯をして「蛭」「化」「野」すなわち「蛭ケ野(ひるがの)」と称したという。
嘘かホントかはわからないが、そんなところで事件は起きた。
2009年7月24日の朝8時ごろ、この地にある「ひるがの高原キャンプ場」の遊歩道から、
一人の女児が忽然として姿を消した。
キャンプ場内はおろか、周囲の山林、ロッジ、ペンション、
果ては木の洞(ほら)、水の中、
重機で崖を掘り崩して土の中まで捜索してもなお、
本人はおろか、遺留品の一つさえ見つかっていない。
すがすがしい朝の高原のキャンプ場で一体何が起きたのか。
以下、事件を追っていきたい。
———-
行方不明になっているのは
愛知県常滑市立常滑西小学校5年、下村まなみちゃん(当時10、女子)。
1999年1月3日生まれ。
身長120センチ、体重20キロ。
身長体重ともに小5女子の平均よりはるかに小さい。
まなみちゃんのそれは、小1~小2女子の平均とほぼ変わらない。
本人はダウン症を患っていた。
「小柄で体も弱く、普段の学校生活においても、教員や同級生のバックアップを必要としていた」
と、過去の関連記事には出ている。
ダウン症は必ずしも知的障害を伴うものではないという。(wiki)
しかし当のまなみちゃんに知的障害があったのかなかったのか、
あったとしてどの程度だったのかは、情報がないのでわからない。
本人は失踪時、
自分の名前が書かれた赤いストラップを首から下げていた。
———-
2009年7月24日(金曜日)のことだった。
その日、まなみちゃんは常滑西小が毎年夏の恒例行事として行っている野外授業に参加していた。
野外授業の日程は、夏休みに入ってすぐの7月23日から25日までの2泊3日。
場所は岐阜県郡上市高鷲町にある「ひるがの高原キャンプ場」。
参加したのは、まなみちゃんを含む常滑西小の5年生児童85人と、
校長を含めた教員たち(人数不明)。
その他にキャンプ場を利用していたのは、同じ愛知県常滑市の
「常滑市立西浦南小学校」
の児童・教員あわせて32人だった。
この西浦南小は、まなみちゃんの常滑西小とは、直線で約3.3キロしか離れていない。
まなみちゃんの失踪当日、キャンプ場はこの2校による貸し切りであり、
他に一般の利用客はいなかったという。
ところで岐阜だ郡上市だといっても、
どこにあるのかわからない人はいると思う。
例によって大まかな位置を確認したい。
赤ピンの先っぽが、
岐阜県郡上市高鷲町「ひるがの高原キャンプ場」となる。
そこから下方(南)に伸びている水色の道は、
まなみちゃんの母校である
「愛知県常滑市立常滑西小学校」
へと続く道だ。
水色の道の大半が、
東海北陸自動車道(2008年7月全線開通)を主とした高速道路となる。
グーグルマップによれば、全行程、2時間7分の道のりらしい。
6年前、7月23日の朝、
常滑西小の児童・教員らは、バスを連ねて水色の道を北上したのだろうか。
キャンプ場の周辺を鳥瞰(ちょうかん)してみる。
画像中心部から右下、赤枠のあたりがキャンプ場となる。
標高900メートル近い岐阜の山奥にそれはあった。
画像にある日照岳、三方崩山の他にも、
大日ケ岳、天狗山、白山など、1600~2700メートル超級の山々が周囲に迫る。
このあたりは分水嶺らしい。
あっち(日本海側)に流れる水とこっち(太平洋側)に流れる水の境い目、ということだった。
赤枠あたりの拡大図は以下となる。
(ひるがの高原キャンプ場公式案内図)
敷地面積は「ナゴヤドーム10個分」らしい。
遊歩道はアスファルト敷きで下草はよく整理され、見通しはいい。
入り口の管理事務所で入場の手続きをすれば、
あとは車でどのテントサイトへでも乗り入れて、どこでも自由にテントを張れる、
「オールフリーのオートキャンプ場」
なのだった。
このキャンプ場で、2009年7月24日の朝、
まなみちゃんはその日の夜に行われる肝試しのコースを下見している最中に行方不明になった。
肝試しのコースとは、地図上のどの道であったのか、ということが気になる。
下の図がヒントになるだろうか。
小さくて申し訳ないが、テレビで放送されたものらしい。
一見して、一つ前の(キャンプ場公式)画像の北端、
「散策道」と書いてあるあたりが失踪現場であることがわかる。
この図の他、肝試しのコースに関する情報としては、過去の記事の中に、
・「出発地点は管理事務所前の広場だった」
・「肝試しのコースは、出発地点からみて北向きの逆U字だった」
・「肝試しのコースは全長約1キロである」
・「肝試しのコースは道なりに歩けば出発地点に戻ることができる」
・「校長が立ち番をしていたのは、コースの北端のカーブの林道であり、橋の手前である」
・「校長が立ち番をしていたのは、コースのほぼ中間地点である」
等々が載っている。
これらの情報から推し量れば、
肝試しのコースとは要するに次のようなものではなかったかと想像する。
画像中央よりやや下、「中央広場」というものがある。
そこから北に向かって伸びるピンクの道が、肝試しのコースであると推測する。
これで逆U字といえるかどうかは知らないが。(あくまで想像図)
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衛星画像ではどこまで確認できるのか?
残念なことにグーグルの衛星画像は、該当部分を拡大しても画質が悪く、建物の判別もできない。
キャンプ場内のストリートビューもない。
やむなくヤフーの地図で見
みると、これが意外に頑張っていた。
画質もそこそこで遊歩道も一部見えており、建物の判別もけっこういける。
ヤフー地図の衛星画像をもとに、
樹相の違いなどにもヒントを求めつつ、作ってみたのが以下となる。
ピンクの部分が肝試しコースではないかと想像する。
青い線はキャンプ場内を流れる川、と思われる位置に引いてみた。
この川はせせらぎ程度の小川で、幅は狭く、浅い。(ネットの動画でも見ることができる)
5と6がもう少し円の内側に寄るような気がしないでもないが・・・。
ちなみにヤフー地図による計測では、
ピンクの道は全長1.01キロメートル、
中央広場のスタート地点から4の「校長立ち番場所」までが500メートル(コースのほぼ中間地点)、
4から6までの距離が150メートル、
となっている。
これらの数字は、
肝試しコースについて伝えられている情報と、ほぼぴったり一致する。
なので、この想像図(衛星画像バージョン)は
「当たらずしも遠からず」
くらいではあるのではないか、と思っているのだが・・・
しかし実のところ、肝試しコースについては、
その全長は1キロではなく
「1.4キロ」
だったとする情報もある。
仮にそちらが正しいとすれば、
上の衛星画像を用いた想像図は、いよいよ正確さに欠けるということになる。
いずれにしても、想像図には違いない。
想像図をもとにする以上、これから先の話は
「その程度の(根拠の薄い)もの」
として、割り切って読んでいただければと思う。
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さて、想像図としてもこちらのほうがまだマシかと思うので、再度、この図を。
7月24日、野外授業2日目の朝のことだった。
朝食を済ませた常滑西小の5年生児童ら(85人)は、
その夜に行われる肝試しコースの下見へと向かった。
4人1組で歩いたという。
全部で21組ほどあったと思われる。
まなみちゃんの組(全員女子)は、「7時半ごろ」出発した。
画像中、赤丸(●)の箇所で、校長が立ち番をしていた。
そこには北側の山林に延びる脇道(A)があるので、生徒たちが間違えてその脇道(A)に入らないよう、校長がそこで立ち番をしていたのだという。
校長によると、まなみちゃんのグループは、そこ(●)を「午前8時少し前」に通過した。
4人グループのうち、まなみちゃんを除く3人だけがまとまって先を歩き、まなみちゃんは1人、20メートルほど遅れて歩いていた。(校長談)
校長は先行する3人に「おはよう」と声をかけた。
約20メートル遅れて歩くまなみちゃんに対しては、
「元気そうだね」
と声をかけた。
まなみちゃんは笑顔を見せ、そのすぐ先にある(戸谷川にかかる)橋を渡っていったという。(校長談)
———-
話が少し逸れるが、不思議だなと思うことは、
1.
校長が立ち番をしていた赤点(●)は、約1キロある肝試しコースのほぼ中間地点とのことで、つまりはスタート(中央広場)から約500メートルの地点と思われるが、その間、校長以外による(まなみちゃんの)目撃情報が一切公表されていない。
校長以外に、立ち番をしていた教員はいなかったのだろうか?
いたとすれば、どこかの地点でまなみちゃんを見ただろうと思うのだが、なぜその目撃情報が一切出てこないのか、とは思う。
また、他の生徒たち、特に「まなみちゃんと同じグループだった女子3人」が最後に確実にまなみちゃんを目視したのはどの地点だったのだろうか。
そのあたりの情報は公開されず、ただ校長による証言があるのみだった。
部外者が知る必要はない、ということかもしれないが、その部外者からすれば、証言のあまりの少なさゆえに、事件はよりいっそう不可解さ(悪く言えば怪しさ)を増してしまっているように思える。
2.
まなみちゃんらのグループが中央広場を出発したのが「午前7時半ごろ」、
その約500メートル先の赤点(●)に到達したのが「午前8時少し前」(校長談)、
ということだが、
「歩くスピードが非常に遅い」
という気はする。
7時半ジャストに出発して7時55分に赤点(●)に到達したとすれば、分速約20メートル。
7時35分に出発して7時55分に赤点(●)に到達したとすれば、分速25メートル。
小5女子としても物凄い遅さだった。
ダウン症で小1と体格の変わらないまなみちゃんがとにかくゆっくりで、3女子も一応はそれに合わせて、付かず離れず歩いていたのか。
あるいは途中の分岐で地図を見ながら話し合ったり、川を見て立ち止まったり、トイレ(清潔さで定評あり)に入ってみたりしたのだろうか。
それなら遅くても不思議はないが。
———-
話を戻して、
校長の前を通過したまなみちゃんは、橋を渡ってその先へ歩いていった。
校長は、橋の向こう側にある右カーブでまなみちゃんの姿が見えなくなるまで、彼女を目で追っていたという。
校長の視界からまなみちゃんが消えたのが、
黄点(●)の位置だったのか、それとも緑点(●)の位置だったのか、
それは情報がないのでわからない。
そこはけっこう重要かもしれない。
なぜならそのあたりにやはり北側の山林に延びる脇道(B)がある。
もし校長の視界からまなみちゃんが消えたのが黄点(●)の位置だった場合、そのすぐ先に脇道(B)がやってくるのであり、この脇道(B)にまなみちゃんが誤って進入してしまった場合、校長の立ち位置からは見えにくかった可能性がある。
一方で、もし校長の視界からまなみちゃんが消えたのが緑点(●)の位置だった場合、この時点ですでに脇道(B)の入り口を通りすぎているので、まなみちゃんが誤って脇道(B)に進入してしまう可能性は低い、といえるのではないかと思う。
ちなみにこの脇道(B)については、進入してもすぐ行き止まりで、樹木や草が生い茂っており、
「大人でも歩けない」(キャンプ場関係者)
とのことらしい。
(子供なら行けるかもしれない、という見方もできるかと
思うが)
ともあれ、黄点(●)の位置か、緑点(●)の位置かは定かではないものの、
いずれにしてもそのあたりで、まなみちゃんは校長の視界から消えた。
それは校長の立ち位置(●)から何メートル離れた場所だったのだろうか?
赤点(●)から青点(●)までが150メートルということを参考にすれば、
校長の視界からまなみちゃんが消えたのは、
校長の立ち位置(●)から70~90メートル程度の地点ではなかったかと想像する。
もはやフィクションの世界なので、
付き合いきれない、という方は読むのをご遠慮いただきたい。
さて仮に、70と90の間をとって、
校長の立ち位置(●)から80メートルの地点でまなみちゃんの背中が見えなくなったとする。
そこで、まなみちゃんが分速25メートルで歩いたとすれば、
校長がまなみちゃんを見送っていた時間は、約3分12秒だったと思う。
まなみちゃんは赤点(●)通過時から3分12秒で校長の視界から消えた。
校長によれば、そのまなみちゃんの20メートル先を、3人の女子児童が歩いていた。
とすると、校長の視界からまなみちゃんの姿が消えた時点で、
この3人の女子児童は校長(●)から100メートル離れた地点にいた。
それは青点(●)まであと50メートルという地点だった。
仮に3女子もまなみちゃんと付かず離れず、分速25メートルで歩いていたとすると、
50メートルとは徒歩2分の距離だった。
とすると校長の視界からまなみちゃんが消えてから2分後に、
3女子は青点(●)の位置に到達したのだった。
それは校長がまなみちゃんに「元気そうだね」と声掛けをした時から、
約5分12秒後のことだった。
青点(●)の位置は、二股に分かれる分岐点だった。
そこで3女子は、まなみちゃんが付いて来ているか振り返ってみると、
まなみちゃんの姿はなかったという。(3女子談)
「青点(●)のところで振り返れば、いったい何メートル先まで見渡せるのか」
というのも、気になる点だった。
もしかすると緑点(●)あたりまで見渡せたかもしれないが、
ここは仮に青点(●)から振り返って20メートル先まで見渡せた、と仮定してみる。
青点(●)から振り返って20メートル先の地点、というのは、
つまり校長のいる赤点(●)からは130メートルの地点、ということになる。
そしてまなみちゃんが校長の視界から消えたのが、
「校長(●)から80メートルの地点」
と(このブログでは)仮定したのだから、要するにまなみちゃんは、
「赤点(●)から80メートル離れた地点」
「赤点(●)から130メートル離れた地点」
この2点の間で消えてしまった、ということになる。
2点間の距離は50メートル。
まなみちゃん的には徒歩2分。
(あくまで仮定に基づく妄想)
この事件はいったいどうなっているのか???
と困惑させるのは、このあたりの不可解さなのだった。
ついでながら、
まなみちゃんが校長の視界から消えたあたりについて、
道の東側は森林の急な斜面であり、大人でも登れないような崖が広がっているという。
また、道の西側には小川(戸谷川)が流れているが、
そのあたりの川幅は約1メートル、当時の深さは足首ほどしかなく、
とても人が溺れて流されるような状態ではなかったという。
ひるがのの観測地点における前後の降水量については、
7月22日については1日の合計15ミリ、
7月23日~24日は降水量ゼロであった。
失踪当日にキャンプ場内の小川の水深が浅く、
「人が溺れるような状態ではなかった」
というのは、事実であっただろうと思われる。
(失踪発覚後、捜索中の7月27日には、
一日の降水量160ミリという土砂降りの雨が降っている)
———-
さて、3女子が青点(●)で振り返ってみると、まなみちゃんはいなかった。
そこで3人は少し待ってみた。(3女子談)
何秒(何分)待ったのかはわからない。
5分も6分も待ったとは思えない。
仮に1分待ったとしてみたい。
(これで赤点(●)で校長がまなみちゃんに声掛けをしてから、6分12秒が経過)
待ったはいいが、まなみちゃんは来なかった。
心配になった3人は、まなみちゃんを探すため、コースを引き返し始めた。
———-
一方の校長。
分速25メートルで去っていったまなみちゃんの背中を3分12秒かけて見送った後、
校長はなお、赤点(●)の位置に立ち続けていた。
校長の前を通過したのはまなみちゃんが最後の一人だった。
なので後続はもう来ないのだった。
にもかかわらず校長がなぜそこに立ち続けていたのか、情報がないのでよくわからない。
「後続があるかもしれない」・・・そう思い、慎重を期したのだろうか。
他の教員と携帯で連絡を取り合う、そういうことはしなかったのだろうか。
とにかく校長はそこに立ち続けていた。
立っていた時間については、
「しばらく」
とするものもあり、
「1~2分」
「3分ほど」
とする情報もある。
仮に後続の有無の確認のため慎重を期したとすれば、1分ということはないだろう。
おそらく3分程度立っていたかと想像する。
その後、「後続はない」と判断したのか、
先ほどグループから遅れて歩いていたまなみちゃんのことが気になり、
青点(●)方向に向かって、まなみちゃんの後を追うように移動を開始したのだという。
その途中で、コースを引き返してきた3人の女子児童と鉢合わせになり、
「まなみちゃんがいなくなった」
ということを告げられたのだった。
———-
校長が赤点(●)
地点でまなみちゃんに声をかけてから、
3女子により(まなみちゃんの)行方不明を告げられるまでは
「10分足らず」
であったとする記事もあるが、
「約10分」
であったとする記事もある。
「10分足らず」と「約10分」ではけっこう違う気がする。
例えば「7分」は「10分足らず」の範疇と思うが、「約10分」とは言えない。
この3分の差は、たかだか200メートルかそこらの範囲の移動を云々しているときには、かなり大きい。
中には
「最後の目撃から行方不明の告知までが10分足らず」
としている記事もある。
「最後の目撃」というならそれは
「校長が赤点(●)の地点から橋の向こうの右カーブにまなみちゃんの背中が消えるのを見送った時点」
というべきなのであり、
「その時点から(3女子による)行方不明の告知までが10分足らず」
ということになると、話はさらに数分はズレてくる。
どれが正解なのかはわからない。
情報がないので仕方ない。
私としてはおそらく
「校長が赤点(●)の地点でまなみちゃんに声をかけてから、3女子により(まなみちゃんの)行方不明を告げられるまでが10分足らず(7~9分か)」
だったのかな、程度に想像している。
「4人が鉢合わせになった地点はどこであるのか?」
という点についても、それは
「橋の付近」
「橋の手前」
などとも言われているが、
仮に「橋の手前」だとしても、どちら側からみて手前なのか、また、どの程度手前なのか、
といったあたりの情報はなく、確かなことはわからない。
もしかすると橋の付近ではなく、
画像で言えば、黄点(●)や緑点(●)あたりだったかもしれないが、やはりよくわからない。
とにかく、校長が赤点(●)の地点でまなみちゃんに声をかけた時点を起点として、
1. 3女子が青点(●)から引き返し始めたのが6分12秒後、
2. 校長が青点(●)に向けてまなみちゃんを追いかけ始めたのが(仮に)6分12秒後、
以上のように仮定した上で、
3女子が速度を少しはやめて分速40メートルで赤点(●)方向に1分30秒戻り、
校長が成人男性としてはややゆっくりめの分速60メートル、時速3.6キロで青点(●)方向に1分30秒追いかけると、
両者は
「赤点(●)から90メートル、青点(●)から60メートルの地点」
でばったり出くわす、
ということになると思うが、
話がそう都合よくいくかどうかは謎だった。
しかし上のように仮定すれば、
両者がコース上でばったり出くわしたのは、
「校長が赤点(●)でまなみちゃんに声掛けをしてから、7分42秒後(つまり”10分足らず”)」
ということになり、
そう無理なく全ての状況は整合するのではないか、
という気はする。
———-
直後の校長と3女子の動きは伝わっていない。
とにかく何らかの方法で、
まなみちゃんが行方不明になったということが関係者らに周知されたのだろう。
まずは教員らが捜索を開始したらしい。
当然、キャンプ場関係者らも探したことと思う。
子供に探させると2次被害が懸念されるが、
児童らが捜索に加わったかどうかはわからない。
キャンプ場は山深いところにある。
北側には広大な自然林が迫り、敷地面積はナゴヤドーム10個分だった。
(赤丸○のあたりが失踪現場)
3時間ほど探していよいよ見つからず、
午前11時ごろ、施設を通じて警察に通報した。
その後の7日間で、県警郡上署、地元消防、常滑市消防、
保護者やボランティアなど、延べ1500人超の人員が投入された。
捜索は大がかりなものだったらしい。
どういう情報が出ているかというと、
・キャンプ場周辺を区割りしてローラー作戦を行った。
・藪の中、林道奥、周辺建物、木の洞、小川の中、沼の中を捜索した。
・警察犬や災害救助犬も投入された。
・重機で崖を崩して土の中まで探した。
・ヘリを投入して空から探し、ダイバーを投入して水の中を探した。
・「どこかに空洞があるのでは?」ということで、空洞研究家に捜索参加を要請した。
・ひるがの地区の約350個のマンホール内を調べた(失踪半年後の時点)。
・別荘約300軒の所有者や管理者に直接会い、別荘内を調査した(失踪半年後の時点)。
・2012年にはキャンプ場近くの池の水を全て抜き、3年分の堆積した土を掘り起こして探した。
ということらしかった。
(捜索した建物の軒数は情報によりばらつきがある)
警察犬や災害救助犬がどういう動きを示したのか、
気になる点だが、なんら情報は出されていない(と思う)。
失踪当日のキャンプ場は常滑市による貸し切りだった。
常滑西小と西浦南小の関係者以外、一般の利用客はいなかった。
(必ずしも侵入者がいなかったことを意味しない、とは思うが。)
不審車や不審人物の情報はなかった。
物音がしたとか、叫び声を聞いたとかの情報もなかった。
遺留品の一つさえ見つからなかった。
「これだけ捜して見つからないのは不思議としか言えない」
関係者はそう首をひねった。
その後は現場周辺だけではなく、
高速のサービスエリア、道の駅、鉄道の駅、中部国際空港など、
人の出入りの多い場所での情報収集も行った。
家族や学校関係者らでキャンプ場近くの川を捜索し、
川底から常滑市指定の青いごみ袋を発見して警察を呼んだこともあった。
懸命の捜索は今なお続いている。
しかし現在に至るまで有力な情報は得られていない。
———-
長々と書いてしまったが、
ブログをご覧いただいている方々は、この事件をどう見ておられるだろうか。
可能性だけなら、様々なことが考えられると思う。
主なものを挙げていくと、例えば、
1. 迷子になった
というものがあるが、これはまなみちゃんが誰に影響されるでもなく自発的に—-例えば単純に道を間違えたとか、興
深いものを見つけたとか、急な尿意(便意)をもよおしたとかでちょっと道を引き返すなどして—-正規のコースを外れ、上の画像でいうところのBの脇道に侵入し、それが赤点(●)の箇所で後続を気にしていた校長からは見えにくかった、ということも考えられる。
脇道Bは進入してもすぐに行き止まりで、その先は草木が生い茂り、
「大人でも歩けない(byキャンプ場関係者)」
とのことだが、子供、しかも「引き返す」という発想を持たない性格の子供であれば、草木の隙間に身をねじ込んででも、ただひたすらに前(奥)を目指した可能性はあると思う。
「身長120センチのダウン症の子だから、そこまで遠くには行けないだろう」
そんな大人の想像を超えた地点までひたすら進んだかもしれず、またそうでなくても、山中には草木や水に覆われたどんな窪地や縦穴・横穴が待っているかもしれなかった。
失踪から1週間で延べ1500人以上が捜索にあたった、とのことだが、逆に言えばあの広大な森林で、1週間延べ1500人で、いかほどのことができたのか、という気もする。
迷子になったきっかけとして、他人による影響があったことも考えられるが、そのあたりは触れないでおこうかと思う。
また青点(●)で振り返りまなみちゃんの不在に気づいた、という3女子の証言が実は記憶違いであって、実際は青点(●)よりも数十メートル下(南)にまで行ってしまい、そこではじめて振り返ってまなみちゃんの不在に気がついた、ということもあり得なくはなかった。
もしそうだとすると、まなみちゃんは青点(●)の分岐でどちらに進んでよいかわからず、誤って左折してしまったかもしれない。
そのまま戸谷園キャンプサイトの奥深くに迷い込んだかもしれず、あるいはそのまま迷いつつ進んで一般道に出てしまい、出た瞬間に何かが起きたのかもしれない。
2. 外部の人間によって連れ去られた
これもあり得ると思う。
当日のキャンプ場は常滑西小と西浦南小による貸し切りであり、他に一般の利用客はいなかった、とのことだが、一般の利用客はいなくても不法侵入者はいたかもしれなかった。
車で侵入するのは厳しいとしても、徒歩で入り込むのは自由自在だった。
良からぬ目的を持った侵入者(徒歩)が、大きなリュックを携え、まなみちゃんが消えたあたりの地点や戸谷園テントサイトのあたりに身を潜めていた可能性はある。
しかし現実問題として、
「平日(金曜日)の朝8時から、そこまで執念を燃やしていた人間がいたのだろうか?」
ということを考えてみると、果たしてどうなのか、という気もしてくる。
常滑西小の児童ら85人がぞろぞろと遊歩道を歩き、教員が立ち番をする中、
「一人くらいは遅れて歩く女子がいるだろう」
と想定し、しかも「小5の女子(けっこうでかい)」を、しかも
「リュック詰めにして持ち去ろう」
などと計画して朝7時過ぎから戸谷園テントサイトあたりに隠れている・・・という変な人がいるだろうか、ということだった。
坂出タケノコ掘り事件については、
「GW初日の60人参加のタケノコ掘りイベントで起きた事件なら、最初から狙って行ったのではなく、偶発的なものだったのでは?」
と、私は想像したのだが、このひるがの高原キャンプ場での事件についても、何かあの時と似た感覚を覚える。
この他、まなみちゃんが青点(●)の分岐を誤って左折し、そのまま迷いつつ一般道まで出てしまったところで、不幸にして何者かに連れ去られた、という可能性もあるかと思う。
3. 内部の人間が連れ去った
考えたくはないが可能性としてはこれもあるのだろう。
ポイントは、このキャンプ場は徒歩や自転車でしか移動できないそれではなく、遊歩道はアスファルト敷きで自動車用に整備され、車でどこへでも乗り入れて好きなところにテントを張ってくださいという、オールフリーのオートキャンプ場だということだった。
たとえばその日の朝、キャンプ場内にいた誰かがたまたま何らかの用事で肝試しコースの北端であるとか戸谷園テントサイトあたりに車で出向き、遊歩道わきに車を駐車して何かをしていたところ、たまたま一人で歩く小柄なまなみちゃんを目撃し、手を出したところ泣かれたため衝動的に—-(中略)—-その後は慌てて近くに止めてあった車のトランクにまなみちゃんを隠し、何食わぬ顔で後の捜索に参加した、というストーリーも描けなくはないのだった。
しかしさらにいえば、もしそういう犯人がいたのであれば、まなみちゃんを隠した車のことが気になって仕方なかっただろうと思う。季節は7月の後半、場所はトランクの中。遺棄が遅れれば臭いがどうなるかわかったものではなかった。
つまり犯人はまなみちゃんをトランクに入れた直後に運転席に乗り込み、管理事務所なりへ行って、何らかの理由をつけて(遺棄場所を探すべく)キャンプ場外へ出ようとしたことが強く推測されるのであって、間違っても「事に及んだ地点に車を置いたまま、どこかに歩いて行こうとする」というようなことはないのではないか、という気がするのだった。
またそういう犯人がなんらかの口実を設けてキャンプ場外に出ていき、例えばホームセンターに駆け込んで大型のショベルとビニールシートを買い、その足で(おそらくは不慣れな)高鷲町の山中に行って穴を掘り埋めたところで、そういった隠ぺい工作が誰にも露見せず、また埋めたものが長年発見されないというようなことがあるのだろうか?
そのあたり、私にはいま一つ現実的とは思えないのだった。
ただし次のことは言えるのではないか。
つまり当日、
・キャンプ場内に自家用車で乗り入れていた人間
・まなみちゃん失踪前後のアリバイがはっきりしない人間
・肝試しコース北端か戸谷園テントサイトあたりに車で乗り入れていた可能性のある人間
・(これは絶対ではないが)何らかの口実を設けてキャンプ場外に一時外出しようとした人間
こういったあたりにすべて該当する人間がいなかったかどうか、もう一度、記憶をたどってみる価値はあるかもしれない。
とはいえ今の私的な結論は、2、3といったところではなく、1すなわち
「迷子」
ではないか、という気がしている。
ご家族や協力者の方々は今なお折を見ては捜索に出かけているようだ。
まなみちゃんの
一日も早い帰還を願いたい。
せせらぎは存在しない
8/15(水)無料&有料一斉ワーク ≪混沌・恐れを超えて自己開花する≫
ご感想を頂きましたので、ご紹介します。
8月に入ってすぐに「フラワリングムーン」を受けてくださったM様
8/15一斉ワークにも、ご家族で申し込んでくださいました♡
8/15一斉ワークは、緊急に、
「混沌・混乱を超えていく」といったテーマで開催しましたが、
8月に入り、空気模様は混沌、混沌、混沌・・・。
M様の周囲でも、急激に、削ぎ落としがはじまり、
周囲の方が混乱し、困惑したそうですが、
ご自身は「フラワリングムーン」を受けていたので、
なんとか巻き込まれずに保てた、と仰っていました。
以下は、M様のご感想になります。
*~*~*~*~*~*~*~*~
8/15 一斉ワークを
本当に、有り難うございました。
感想になります。
実は、8/11から 容赦のない
自身の周囲の人々の 削ぎ落としが
はじまっておりました。
私自身も、ひとつの人間関係に
向き合わされましたが、
以前までの愛を 取り戻す為であり
心から、感謝しました…!
同時に 温かい出逢いもありました。
しかし、
職場の人々や、実の兄も
皆 大変、苦しんでいました。
必死に温かい言葉かけを繰り返し
自身に集中しながら、周囲を見渡し
心の体勢を必死に整えています。
この日々が、
数日間のように思えません。
一斉ワーク前日の 8/14には
同居の母も、この重要な時期の
削ぎ落としがはじまり、
本当に苦しみ 私に当たる程で…。
自身の問題ではないにも関わらず
周囲の削ぎ落としにより、
手を差し伸べる度に
私自身 辛い思いが続いておりました。
しかし、
8/15の一斉ワークにより
母は、崩壊後 自信を取り戻して
穏やかに戻ったのです…!
KAYOさんの愛と
黒龍のお陰様だと涙が溢れます。
更には KAYOさんに、
フラワリングムーンを
おかけしていただいていなければ
一体、私はどうなっていたのだろうと
深く 思い知らされました。
ご縁を、有り難うございます。
この重要な時期 動じずに、
なんとか、乗り越えていきます…!
『滝とせせらぎの地』
美しくて、心から癒されました。
KAYOさん
本当に有り難うございます。
心から、心から感謝いたします。
*~*~*~*~*~*~*~*~
(追伸でM様からのメッセージです)
フラワリングムーンの 重要性を
深く、深く 実感しております…!
より多くの方々が自身を復活させ、
温かい日々を送られます様に
:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-
改めまして、今後においてフラワリングムーンは、
最重要の ワークなのではないかと
実感しております。
必要以上に苦しまず、
各々 オリジナルの真実の自身へ
本当のしあわせへの、近道のワーク
感謝の気持ちでいっぱいです(*^_^*)
*~*~*~*~*~*~*~*~
この混沌の中では、
益々、自分のいのちから生きていくことが重要になってきそうです。
自分自身に降り立つために、削ぎ落とされ、
耐えきれなくなり、自分を見失ってしまいそうになります。
「フラワリングムーン」で自分のいのちに降り立っている状態になってしまうということは、
自分で自分をコントロール出来ているので、振り回されなくなるようです。
この大切な時期、重要なワークとして、
皆さまのサポートに使っていただけたら、と思います。
フラワリングムーンは、すべての方に受けていただきたい
今、必須と思われるワークですが、
特にこのような方におすすめです。
☆ 集合意識に飲み込まれやすい方
☆ ごちゃごちゃ考えがちな思考型の方
☆ 人の言動が気になる方
☆ 自信が持てない方
☆ 体調が不安定な方
☆ 超意識を開きたい方
☆ 自分のいのちのパワフルさを体感したい方
☆ 本当の自分を生きたい方
☆ 人間的トラウマを解消したい方
☆ 統合されていない不一致な要因を解放したい方
☆ 地球が生きにくいと感じている方
☆ セクシャリティを否定している方
【フラワリングムーン効果】
★ 自分のいのちの真ん中に降り立つ。
★ 本当の自分がわかる。本性が出せる。
★ 自分のいのちのパワーが出て、光り輝く。
★ 超意識へ開かれる。
★ 創造の力を発揮させる。
★ ぶれない。揺れない。肝が据わる。
★ 体調が良くなる。
★ 肌に潤いと艶が出る。
★ 自分のセクシャリティが出せる。
★ 自分の喜びがわかり、喜びを生きる。
★ 自分のいのちのパワフルさを受け入れる。
★ 自分の中の太陽エネルギー(情熱)を発動させる。
★ 自分の壮大な宇宙がフルサイズに拡がる。
~~~~~~~~~
月と太陽と地球を一致させて、自分のいのちの真ん中に降り立つ
超意識に目覚め、真の自分のパワーを発揮していく
自分を生きる創造のワーク
フラワリングムーン(完全遠隔) 21、600円
スピリチュアルマスターAyaさんとルミナ山下さんのコラボ開発
伝授者 フリーダムディスティニー 平野 綾 氏
お申込みフォーム⇒
スピリチュアルティーチャーKAYO
セッション・ヒーリングメニューなど
ラブフローリア H P :
軽井沢サロンご案内
スペースフローリアサロンHP:
量販店よりもお得なせせらぎを楽天で探してゲットしよう!
のどかな田園風景の丘陵地を流れる小川。
川の冷気が爽やかに吹き抜ける土手を歩くと
せせらぎの音が心地よく聞こえてきて
暑さが和らいだ。
ひときわ大きい涼感の音源の方を見ると、
一羽のシラサギがしきりに行ったり来たり。
しばらく見ていると。。。
更に涼感Up!! 癒されました(*^o^*)
シラサギ(コサギ)くん、ありがとう。
涼しげな風景を楽しんでいる様なコサギ
水源地が近いので水が綺麗
澄んだ水の音が心地よい
シラサギ(指が黄色なのはコサギの特徴)
小川を行ったり来たり
滝つぼの水深があり、シラサギが近づけるのは
ここまでらしい
何か気取ってる様な、楽しい様な。 指の黄色が目立ちます
水面ぎりぎりの土手に咲いていたサルスベリ
(増水時は水に浸かっていたと思われる)
雑草に交じっても、この花だけは遠くから目につきました
新舞子マリーンパーク/風車・雲・鳥
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あんな川のせせらぎのような音で女子の恥ずかしい音は消せないから、音姫とか言わないでマキシマムザホルモン大音量で流して欲しい