特ダネ松坂大輔♪季節物グッズもたくさん♪

昨日、ロサンゼルスエンゼルスに新加入した大谷翔平選手が、バッターとしての初ホームランを打ちました。

２日前にはピッチャーとしての初勝利をあげ、これでピッチャーとバッターの “二刀流” が大きく認知されていくことになるのではないでしょうか。

大リーグと聞くと、以前レッドソックスに所属していた松坂大輔投手とヤンキースに所属していた松井秀喜選手の子供の頃の夢などを比べるといった内容のテレビ番組が思い出されるのです。

その中で、松坂選手の小学生のときの作文が紹介されていました。

タイトルは『 松井さん 』というもので、松井選手と関係があるのかといった連想をさせるものでした。

この中で次のような文章が紹介されていました。

「松井さんはりっぱな運転手になって下さい。ぼくも一流の野球選手になりますから。」

この文章を見て、私はすぐにある作品を思いつきました。

しかし、番組のＭＣやコメンテーターは次のようなコメントをつけていました。

Ａ 「この松井さんは、まだ松井選手のデビューする前なので、松坂選手は知らないはずです。ですからきっと別の松井さんだと思います。」

Ｂ 「きっと松坂君の知っている人の中に、松井さんというタクシーの運転手をしている人がいらしたのですね。」

Ｃ 「このころから、一流の野球選手を目指していたんですね。」

といったコメントしか出てきませんでした。

私の思いついた松井さんは、“あまんきみこ” の「車のいろは空のいろ」という作品に登場するタクシー運転手の松井さんです。

ですから、おそらくこの作文は小学生だったころの松坂選手の読書感想文なのです。

そのことに番組関係者は何故誰も気が付かないのだろうか？

などと思い、つい一人でにやにやしながら聞いていたのです。

あまり本を多く読むほうでない私がこの作品を知っていたのは、子供達が使っていたプリントにこの作品が使われていて、たまたま私がそれを読み、なぜか印象深く覚えていただけなのです。

人の知らないことをちょっと知っているだけで、ずいぶんと世界が広がったような気分になれるものだ、などと思えたのでした。　〔 カーネル笠井 〕