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THE ANSWERから(6月8日付)

『負けて良かった』と思われる勝者に 小平奈緒が思う『スポーツマンシップ』のカタチ

今、考えるスポーツの在り方、『誰かに負けたくない』と考えるより本当に大切なこと

 平昌五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(相沢病院)。36秒94という五輪新記録を打ち立て、果たした快挙は日本中に感動を届けた。3度目の五輪で悲願を成就させた瞬間、銀メダルのイ・サンファ(韓国)と健闘を称え合うシーンも脚光を浴びた。あの時、何を思い、動いたのか。そして、実践した本人がが考える『スポーツマンシップ』のカタチとは――。『THE ANSWER』のインタビューにに応じ、考えを明かした

 『あの時、お互いに「おめでとう」より「よくやったね」という言葉が出たんです。私たちがお互いに競技に対して、かけてきた時間を理解して、乗り越えてきたものも分ってる。そう言った中で、オリンピックという大舞台で2人で成し遂げたことに対して「よくやったね」という言葉が出たんじゃないかなと思います

 2月18日、平昌五輪の女子500メートル。36秒94の五輪新記録を打ち立てた。大歓声に沸く会場の江陵オーバル。しかし、喜んでいのは刹那、小平は次組がスタートに集中できるよう、人差し指を口に当て、観客に配慮を求めた。そして、続いて登場した五輪連覇中の女王・イ・サンファの奮闘及ばず、小平の金メダルが決まった

 母国での3連覇を逃したイ・サンファは涙を流していた。その姿を見て、小平は歩み寄った。震える肩を抱き、『私はあなたを誇りに思っている』と伝え、健闘を称え合った。『よくやったね』――。国際大会で10年以上しのぎを削ったライバルであり、親友でもある。一連の行動は『一流のスポーツマンシップ』として世間に広まった

 競い合う関係性を超えた瞬間、観る者の心を打つ『スポーツマンシップ』。スポーツの一つの醍醐味である。しかし、実践した本人は、このフレーズの意味をどう捉えているのか。シンプルに聞いてみた。自身にとって、スポーツマンシップとは何ですか。強く、優しき金メダリストは言葉を選びながら、こう表現した

 『お互い、気持ち良く、自分たちのベストを尽くせる舞台を作り上げるもの、かな

 勝敗を争う以前に、互いが100%発揮できるようにしてスタートラインに立つこと。そんな考えが息づいているのだろう。己のタイムだけで雌雄を決するスピードスケート。0.01秒を競い合う相手の存在についても感謝する

 『相手がいなければ、自分のタイムは伸びづらい。速い選手がいることによって、自分たち自身が工夫をする。もっと速くなるために「あの選手よりも努力しなきゃいけない」 「あの選手が頑張っているから私も頑張れる」というところはあるのかな

『ライバル』を好まない異端の哲学『誰かを蹴落として、上に立つことがスポーツの良さとは思わない』

 そんな求道者にとって、ライバルは誰なのだろうか。意外な言葉が返ってきた。『私はライバルという考え方があまり好きではないです』。そう前置きした上で『戦うべき相手として考えたら、自分自身なのかなと思います』と答えた。ライバルという考え方を好まない――。アスリートとして異端の考えにも聞こえる。しかし、理由は明快だった

 『誰かを蹴落として、上に立つことがスポーツの良さとは思わないからです

 そう潔く言って、“らしい言葉”で哲学を明かした

 『自分が負けた時に「この人に負けたくなかった」と思うような選手ではいたくない。「この人になら負けて良かった」と、トップに立った選手を素直に認められる選手でありたいし、自分がトップに立ったとしても自分と競い合ってきた仲間をリスペクトできる選手でありたいと思っています 

 そう考えた方が楽だから。いつもガツガツと「誰かに負けたくない」と考えるより「相手がいるから自分を高められる」と考えた方が自分の時間を無駄にせず、生きていける感じがして。相手のことに気を取られている時間があったら、もっと自分に集中したい、自分のやりたいことに夢中になりたいです

 なぜ、こうした価値観が身についたのか。自身で『遠回り』と表現する競技人生。その過程に培ってきた経験の一つ一つが『小平奈緒』を作り上げてくれた

 『いつからという分岐点はないけど、私が出会ったいろんな選手を見てきて、過去の選手たちが私自身のロールモデルになっていた。そういう姿を示してくれたことが私の考え方を変えてくれたきっかけにあります』とい

 今や、小平自身がアスリートのロールモデルとなっていることは言うまでもない。尊敬を集める立場になって、どんな選手を一流アスリートと思うのか

 『真摯に戦える人。相手にリスペクトを持って、でも、自分自身に芯を持って戦える選手かなと
思います

“結果を追い求めるだけがスポーツじゃない”、価値観の原点となった幼少期の経験

 他競技を見て、惹かれるのは選手の感性という

いろんな人の人生観を言葉として聞いたり、触れたりすることによって、自分が持つ先入観みたいなものがなくなるので、すごい楽しいなと思うんです』。陸上ハンマー投げの室伏広治氏、フィギュアスケートの羽生結弦という五輪金メダリストの名前を例に挙げ、『独特の人生観、世界観を持っていると思います』と言った

 こうして聞いていると、言葉の端々に浮かぶのは“結果を追い求めるだけがスポーツじゃない”という価値観だ。その原点は、どこにあるのか。時計の針を幼少期まで巻き戻すと、見えてきた

 子供の頃を『ちょっと恥ずかしがり屋で、いつも父親の後ろに隠れているような子だった』と振り返る。そんな時、スケートに一番の楽しみを感じていたのは『仲間、同志が増えていくことだった』という。中学生で始めて出場した全国大会のこと。父・安彦さんに

まずは友達を作って来いよ』と言って送りだされた

 『普通なら「成績を取ってこいよ」と応援されると思うんですけど・・・・・・。だからその時、私にはすごく不思議だった。でも、恥ずかしがり屋なりに北海道とか、いろんな地域の選手に声をかけて、友達になって、そこから世界がすごく広がっていったかなって思います

 結果を競う以上に人と人をつなげるスポーツのおもしろさ。それが、ちょっぴりシャイだった未来の金メダリストにとって、どれだけ毎日を明るくしてくれたことか

 『リンクに行って何が楽しいかって、友達に会えるからうれしいということ。ただ滑ることが楽しいわけじゃない。みんなと滑るから楽しいなと思ったり。地域のおじさん、おばさんに上手だねって褒められたりするからリンクに行くのが楽しみになる。そういうところから今の子供たちにもスケートが好きになっていってほしいと思います』

 では、今、スケートやっていて楽しい瞬間は――。そう問うと、意外にも競技ではない場面を挙げた

 

 『オリンピックをどう感じたかを多くの感想を頂いて、その人たちのものの見方を知るのが今、すごく楽しいです。私が言葉を発することによって、いろんな人たちが自分の人生に当てはめて、考えを巡らせてくれて、その考えをまた、私が知ることによって、いろんな人の人生を見ているような感じがして

 人の考えに触れることが好きなのだろう。“氷上の哲学者”は『そうですね、すごく楽しいです』と笑った

『人間・小平奈緒』が描く今後の歩み、『自分の人生に嘘をつかないような歩き方を』

 ソチ五輪後、飛躍を期してオランダで2年間、武者修行した。自転車を漕いでいる時、ふと思い浮かんだ言葉がある。『与えられるものは有限、求めるものは無限』。それが、今も大事にしている座右の銘になった。3度目の五輪にして、悲願の金メダルを獲得。果たして、無限の未来で求めるものは何なのか

 常々、目標に挙げてきたのは『500メートルの世界記録』。根底にあるのは『究極』への想い

 『究極のスケートを追求したいということ。今まで誰も体感したことのないスピード、今まで誰も体感したことのない滑り・・・・・・。なんというか、速さだけではない、滑りを見て何かを伝える力を持てるような、そういう選手になれたらいいなと思っています』

 究極のスケート――。求道者らしい、重い言葉だ。『スタートからゴールまで、速く滑るために、見ていても力強さだけではない、すごく芸術性を感じられるスケートができたら、それがきっと無駄のない動きになってタイムにつながる。そういう滑りを目指してやっていきたいんです』と、その意味を説明してくれた

 インタビュー中、どの言葉も凜として力があり、心を揺さぶった。31歳。『人間・小平奈緒』は今後、どんな人生を歩み、どんな姿を届けたいのか。最後まで、人柄を表すような、まっすぐな言葉だった

 『そのまま、素直な小平奈緒を見届けてほしい。感じる想いは人それぞれ。だからこそ、私自身が自分の人生に嘘をつかないような、そういう選手としての歩き方をしていきたい。いずれ現役を終える時が来ても、スケートを辞めてからの人生の方が長い悔いのない時間を、これからもずっと刻んでいきたいと思います』

羽生結弦手帳は高橋


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