過疎についてみんなが忘れている一つのこと

さて、「海外で身内の不幸の連絡を受け取った」の続編です。

（←クリックするとリンクします）にも書きましたが、

今年3月某日、午前2時過ぎに、奇妙な力に導かれたような格好で「身内の不幸」の連絡を受け取った私。

この時、すでに数ヶ月間不眠症に苦しめられており、結構、精神的に極限状態だったのですが、まさか、ここから人生で経験したことのない不眠不休状態に突入するとは思いもよりませんでした。

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午前2時半に、日本へ詳細確認の電話を入れた。

その時に相手から伝えられたのは、

１）お通夜のため、”彼”は直ちに葬儀場へ搬送されたこと。

２）私の帰国まで葬儀は待つが、待てて最大4日まで。

つまり、連絡を受け取ったのが、サウジ時間午前2時だったが、日本時間は午前8時。その日も入れて96時間内で：

１）飛行機の予約

２）日本国内の移動手段確保

３）喪服等の準備、荷物を詰める

４）サウジに残留する家族の為、食料・日用品などの確保

５）サウジー日本へ移動

を確実に完了し、目的地に到着しなければいけない。

この時、旦那は、まだベッドの中。それでなくても中東で働くお父さんたちは色々ストレスが多い。

私の身内の不幸のニュースは翌朝まで保留にしておく事にして、まず、パソコン前に移動して飛行機予約のため検索を始めた。

サウジの首都リヤドから日本までの直航便はないので、当然、どこかを経由して帰国する。

リヤドードバイー東京/大阪、リヤドーアブダビー東京、リヤドーマスカット（オマーン）ー東京、リヤドーイスタンブール‥コロンボ‥クウェート‥東京、、、リヤドージェッダーヨーロッパの都市ー東京、、、。

一番手堅く日本の玄関口に確実に到着できるのはドバイ経由で成田か羽田。他は遅延やキャンセルが気になった。

しかし、このドバイ経由、その当日空席はなく、翌日。それも変更のきかないエコノミーで２５万円超え。

このような緊急時は突発的に何が起こるか分からないので変更できないのは厳しい。変更できるとなると値段が一気に上昇　それもリヤド出発は36時間後・・。東京到着から先に移動距離がある私の目的地にはタイムリミットまでにたどり着けそうにない・・。

夜中3時過ぎ、不眠症で極限状態の私はそれでも考えた。そこで閃いた！リヤド→日本⇨目的地の逆方向で検索したほうが現実的なルートを作れるかも！？

今回の目的地は日本の過疎地。一番近い地方の国際空港からでも車で最低4時間かかる。東京からは新幹線でも経由＋経由＆車で最低7時間くらい。通常なら到着後東京で遊んで数泊後目的地に向かう。が、今回は時間に余裕が全くない。

目的地からリヤドまで逆探知を初めて1時間後の午前4時ごろ、やっと一本のルートに絞れた。

リヤド（A航空）→ドバイ（Z航空に乗り換え）→アジアの都市（Z航空）→ 福岡

これなら、サウディア航空が遅延してもドバイで余裕ありのトランジット、その先からのZ航空はあまり遅延がないのでかなりの確率で葬儀に間に合いそうだ。

早速、Z航空のウェブサイトで予約を開始。

前出の２５万円よりかなり上乗せになるが、長ーーいトランジット二回を含めて福岡までの移動自体が40時間強、、と（その後、車移動も加わる）かなりの長旅になるので変更可能で疲れないビジネスクラスにした。

”彼”へ最後のお別れをいうため、この際、自分の貯金を投入する事にした。

ウェブでの予約はサクサク進行した。異変が起こったのは、いよいよ最後のネットで「支払い」の時だ。

ウェブ予約をされる人はご存知だろうが、通常の場合、クレジットカード払いを選択すると、カード会社からコードを受け取り、それを航空会社のウェブサイトで照合させる。

私は。この時、カード会社から、まずコードを受け取った。すると、ウェブサイト上にコードを入れるコラムが現れた。そして、コードを入れようとすると・・コラムが消えた？？？「え？」？　

パニックの始まりである。

つづく

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GW短いなー。ｺﾞﾚﾝｷｭｳ