ヤクザのことならなんでもありです。
今日は!!!
めっちゃ!!!
楽しくないし疲れた!!!(まだ午後…第二部もあるけども)
いつもならそれでもなんか楽しかったことや勉強になったことを思い出して
「今日も有意義であった…」と、無理やり日々の記憶を塗り替えて保存するのですが笑
今日に関してはもう疲れたし楽しくなかったし。てことで自分の気持ちに素直に不平不満を書きだそうと思う
まず、イライラの始まりは明け方から。
まだ外も暗い中、眠りの浅くなった息子にひたすらキックされたり服の中に手足つっこまれたりして2.30分ごとに睡眠を妨害される…
もう、なんさーーーーーー
ねむたいんだよ!触るな触れるな蹴るなあああああああ!!!!
優しいママなら「どうしたの?」と我が子をなでなでしてあげたりするのだろうか。
絡みつく我が子を払いのけたりはしないのだろうか
思えば、息子も赤ちゃんの時と比べると朝までぐっすり寝てくれるようにはなったけど、
かといって親の私が朝までぐっすり、「はあすっきりー★」って目覚めることってないような気がする。
産後そんなすっきりした朝を迎えたことなんて一度もない。
いつも起きた瞬間からだるいし疲れてるし体のどこかしら痛いんですけど…
熟睡できてない!
布団が悪いのか?それとも子育て中なんてそんなものなのか???
とりあえずエアウィーブ買う←
で、明け方から起きたり寝たりを繰り返して、7時に息子起床と共に私も本格的に起床。
全身だるいしなぜか首寝違えてるし、今日はゆっくりしたいな…
と思ったものの、残念ながら今日は朝9時45分から子育てサークル関連のリーダー研修会たるものが行われるので、サークル代表としてその会に参加することになっていた私にだらだらする権利なんてなかったのだ。
参加が決まった1か月前から権利を失っていたのだ。。
ちなみに私はリーダーでもなんでもない。ただ、今日みんな予定があっていけないから私が行くことになっただけ。
とはいえ、私こういう関連の研修会サークル内で一番参加してるんですよ!
リーダーでもないのに←二度目
みんな「この日予定ある~」「上の子のお迎えが~」とかで出れないっていうから、私が自分の予定変更したり息子の習い事の日にちずらしたりして参加してるんですよね
機嫌良い日は「私友達いないし予定ずらしてもなんの支障もないしまあみんないけないから行きますよ」と比較的穏やかな気持ちで参加できるけど、
今日みたいななにもかも腹立つような、起きた瞬間から不機嫌な日にはイライラして仕方ない
別に誰が悪いわけもないし特定の誰かにイライラできる案件でもないし、そうなると
「ったく、毎回同じような研修会開きやがって!暇かよ!」と開催側の市を相手取ってイライラしてしまうのだ
こじつけ感。ヤクザか。
しかし頼りになるサークルの先輩ママさんが朝になって「子どもの行事が中止になったから私も行きます」と行って一緒に会に参加してくれたので少し心が潤いました
潤ったところで、、まず施設の駐車場に車停める時に車擦るという悲劇。
どよんとした気持ちのまま研修会会場に着く。
結果的に、行ってみたらこの先輩ママさんがいなければチンプンカンプンな内容が話し合われる研修会だったので、この先輩ママには心底感謝…!
ちなみに、もちろん会には息子も同伴。
子育てサークルの会なので必然的に子連れが多いため、部屋の後ろにブルーシート敷いて面倒見役のマダムもいてそこで遊べるようになっているのですが、
そもそも面倒見役のマダムにいっそやる気がないので子どもたちも好き放題。
2時間以上、話し合いが行われたので、続々と子供たちが泣きわめき始める…
あげく、会の途中でマダム消える←うそん仕事せい
うちの息子は当然のごとく開始の序盤で「かかー、かかーー!」と私を求めて騒ぎ始めたので、今日の会議はほぼ参加していない
なにしに行ったんだか。
先輩ママさんが代わりにいろいろ話してくれてたから助かったものの、彼女がいなかったら「お前なにしにいったんだよ」と白い目で見られるとこでした…
ようやく会も終了し、私は「まんまーーーーー!」と激高する息子をつれて一目散にロビーへ。
お弁当持参していたので早く食べさせたくて
空腹の子どもほど破壊力あるものはない。
だがしかしロビー行くと壁に「飲食禁止」の張り紙が
なるほど…まあ、そうよね。子ども連れて生活してたら常に食べ物与えながら動くようになるので、椅子があるところすべてで飲食していいみたいな感覚になってたわ。
普通の感覚を取り戻せ!!
仕方なく入る予定のなかったカフェに息子を連れて入り、私は550円のランチセット、息子はお店の許可をいただいて持参したお弁当を食べることになりました。
そこで息子、席ついて早々水ひっくり返す
全身水浸し…
雑巾借りて周り拭いてから、息子をトイレに連れ込んで着替えさせました。
とはいえ子連れに特化した施設でもないのでオムツ台等もないため、トイレの個室で抱っこしたまま服着替えさすというアクロバティック。
肩・腕・死亡。
着替えから戻り、ようやくお昼ご飯
今日はお疲れ様、まあ休んでくださいよ、と言わんばかりに息子は黙ってきちんと座ってご飯を食べてくれました
わかってるじゃあああん!!!
しかし食べてる途中に恐ろしいことに気づく。
「財布に1000円しかない。550円のランチ食べた…残り450円…駐車代!!!!」
ええっと、30分100円で、今2時間超えたとこだから…
お金足らんやないかあああああい(/・ω・)/
途方に暮れるよね。
キャッシュカード持ってないしお金下ろせないし。
隣でご飯食べながら昼寝し始める息子をよそに一人悶々と悩みましたよ。
結果、レストランでご飯食べたら2時間分の駐車券が出たので事なきを得たというオチなのですが、まあそれを知るまでの数十分、冷や汗かきました。
なんかもうマジで疲れたし。
帰りにコンビニ寄ってスイーツ買いたかったけど、残金300円ちょいじゃ何も買えん。笑
おとなしく自宅に直帰し、インスタントコーヒーを飲みながらパソコンで愚痴を書きなぐっているという次第でございます
疲れすぎて、今日最初に車擦ったことすらどうでもいいし←よくないよくない
そしてもう二度とこういう会議でたくなあああああい!
次回は絶対誰か別の方に行ってほしい
こういうの、毎回「じゃあ誰も行けないなら…」と参加してたら、「どうせあの人が行ってくれるし」みたいな感じになっちゃうんですよね。
わけわかってない人なんて「あの人会議担当でしょ」みたいに思ってしまうかもだし!!
「ええわたしそういうの出たことないしわかんない!」とかいう人もいるけどさ、
いや最初はだれでも初めてだし!とりあえず行け!!!!!と喉元まで暴言が出る
もうしばらく私は行かんぞ
そうこうしてたら昼寝開始1時間の息子が急に
「お!!!」と声を上げたのでびっくり!!!
もう起きたのかと血の気が引きましたが笑、寝言だったみたい
焦る…
私も少し昼寝いたす。
これは昨晩の晩酌。
最近レモン味のハイボール好き。
ハイボール太らない説信じてるけど、レモン入ってたら普通の酎ハイぽくなるし、結果酎ハイと変わらんのかなあ?
7%と9%があって、7%にしたけど、やっぱ9%にすればよかったと激しく後悔…。
もういっそ、ウイスキー買って炭酸で割って、好みの濃さで飲んだほうがお得かな
でもそんなことしたら本物のアル中になってしまいそうだから、やはりボトル買うのはやめにしよう。笑
ヤクザの人気モデルを超特価・激安で!今の時期に活躍するグッズをチェックしましょう
第477話/ウシジマくん63
梶尾の死に巳池がかかわってるっぽいということを知った滑皮は、なんのためか、鳶田に武器をとりにいかせた。しかしそこはからっぽ。滑皮は、それが梶尾を殺すのにつかわれたということを直感で理解する。そのあとに、なぜか丑嶋のところに向かったのである。
丑嶋はホテル暮らしをしているみたい。どこかからもどってきて、帰ってきたところなのか、手になにかぶらさげている。丑嶋がどこまで滑皮サイドの展開を知っているかは不明だが、ふつうに想像して、甲児や潜舵は丑嶋と強盗に出かけたときから行方不明になっている。少なくとも、丑嶋は事情を知っているはずで、シシックの残りの幹部がそのために探すにちがいないのだ。
しかし、滑皮は何号室に泊まっているかまで把握しているようだ。ひとをつかってテメエらを24時間監視しているのだと。テメエらということは、柄崎もそうなのだろう。高田や小百合はどうだろう。甲児から情報がいっていないといいが・・・。
鳶田を待たせて部屋に入り、滑皮が丑嶋を正座させる。丑嶋が手にもっていたのは手作りのお弁当だった。滑皮は、丑嶋が柄崎と会っていて外出していた、ということも知っている。たぶん、柄崎のお母さんがもたせたのだろう。滑皮は、ホテル暮らしで外食ばかりじゃ身体に悪い、というつもりでそうしたにちがいない、柄崎母の言い分も、おそらく言い当てている。
滑皮は、ふたをあけておかれたお弁当をテーブルから落として、人殺しが、じぶんだけ長生きする気かと、いつものよくわからない表情でいう。何の用かと問われて、滑皮はコインロッカーの鍵を置く。そして、豹堂を殺せと。
丑嶋はいつものように即答で嫌ですというが、お前は断れないと滑皮はいう。丑嶋は熊倉を殺し、獅子谷甲児も殺した。滑皮にはそれがわかっている。なぜなら、甲児が、今夜丑嶋を殺すといっていたからだ。その夜、甲児は死体で発見され、丑嶋はこうして生きているのだ。その甲児の死体を片付けたのも滑皮で、それも気に食わない。「殺しても殺し足りねェ」と滑皮はいう。まだなにかいおうとする丑嶋だが、それを黙らせて、丑嶋の生死はじぶんが預かっているのだから、生きたいのであるなら、黙って命令にしたがえと滑皮はいうのである。
滑皮が去ったあと、正座したまま、丑嶋は険しい表情で崩れたお弁当をみていたが、やがて、あしをほどいてあぐらを組み、弁当を食べるのだった。
車の中で鳶田は、丑嶋なんかを鉄砲玉にして大丈夫かと心配している。いうことを聞いて、指示にしたがうことにかんして疑いなく実行されるものでは、だいたい丑嶋は危険人物である。その心配も当然だが、滑皮は、感情をぬきにしたらあんな最適な鉄砲玉はいないとする。まず、キレ者で強者だから失敗が考えにくいし、失敗して殺されたり逮捕されたりしても、滑皮たちからすれば当然の報いだし、ということだろうか。
その足でふたりはシシックの連中と合流、甲児が那奈に任せるつもりだったキャバクラの敷地にやってくる。はなしは流れてしまったけど、続きをやってみては?というふうにシシックのほかの連中にすすめている。彼らのあしもとにはぐるぐる巻きになった巳池がいる。このシシックのものふたりが、ひとりでいるところを盗難車で轢いて捕まえてきたのだという。
ふたりきりになったところで、滑皮が巳池の口からガムテをはずす。この状態でも巳池は決まり文句を並べるが、滑皮は本気だ。丁寧な口調で、ごじぶんの心配をされては、などといいながら、なんか電動ノコギリみたいなものを持ち出す。梶尾のことを洗いざらいはなしていただくと、滑皮は巳池のどこかを切り始めるのだった。
わたされた鍵をもって、丑嶋がコインロッカーにやってきている。ただたんに丑嶋をハメるためだけにやらないとも限らないし、あたりに気を配りつつ、なかを開ける。そこには、案の定拳銃が入っていたのだった。
つづく。
ほんとに丑嶋と滑皮は肝心なことをなにもしゃべらないな。
武器庫といっても、たぶんすべての武器をおさめているわけではないのだろう。突然の襲撃にも対応できないといけないから、特に鳶田とかはふつうに持ってるだろうし、そうでなくても多少の備えは事務所とかにあるにちがいない。あの武器庫は、たんに武器を置いてあるということではなくて、こういうときのためにとってあるもの、くらいのことなのだろう。最悪捕まってしまったときのために、身に帯びるものはさすがに未使用のものにするだろうから、使用して多少の工作はしたがとってあるものとか、あるいはちょっと大きめの銃であるとか、まあくわしくはないのでそこらへんはわからないが、そんなことかもしれない。
滑皮は、竹腹が死んだビルに巳池の嫁の店があると聴いて、この判断に進んでいる。その直後に、鳶田に武器をとりにやらせているからだ。そのすぐあと、シシックが巳池を拉致しているわけだから、このあたりの時間加減はまったく信用できない。丑嶋が銃を受け取ったのがどういうタイミングなのかは、わからないということだ。そして、指示も、今後あるのか、銃だけわたしてあとは任せたという感じなのか、そのあたりも不明だ。だが、とにかく滑皮が、ヤクザやヤクザの思考がわかるということか、テナントの件と武器庫の件で豹堂が黒幕であることを断定したことはまちがいない。そして、梶尾の件の詳細を引き出して、巳池と豹堂を消すつもりなのである。
この描写は、単行本になると露骨だとおもうが、鳩山に鹿島殺しを疑われて、身内殺しの外道は生かしておけない、といわれた直後になる。豹堂も滑皮も組長候補なのに、どちらもルール守ってなくてさすがアウトローという感じだけど、まあヤクザは、カタギよりもよっぼど建前が大切で、そことの整合性を考えるときに矛盾が生じてくる世界なので、まあこんなものかもしれない。前回、巳池の「アイス買ってきて」と熊倉の「迎えにこい」をそれぞれ「法律」「良心」というふうに言い換えて、この対立について分析したけど、これは、「建前」「本音」というふうにも言い換えることができそうだ。というかこっちのほうがいいかな。
ヤクザ社会はダブルバインドの世界である。このことはずっと書いてきたが、なぜそうなのかということは、前回はじめて考えた。わかりやすいので、今回も巳池のハナクソのくだりを持ち出して考えてみる。滑皮には、ロールモデルというか、じぶんがヤクザであることの根源にかかわるものとして、熊倉への敬意がある。これをないがしろにすると、彼はヤクザとしての本質を見失うことになる。と同時に、ヤクザ社会には「先輩の命令は絶対」という、指示内容はあいまいなのにやたら強度の高い慣習もある。滑皮は、熊倉のむかえにいかなければならないのだが、それを巳池が、「アイス買ってきて」ととめることによって、この衝突が生じた。この場合、巳池の命令は「法」のようなもので、熊倉への敬意に基づく熊倉の命令は「良心」のようなものであると考えることができた。通常、法は例外を含んでいる。深夜に大声で住宅街を走り回っていたら通報されるが、泥棒や火事を見かけたばあいはその限りではない。わたしたちは、全力で大声をあげなければならないだろう。ところが、ヤクザ社会の「法」は、例外を許さない文体でいわれることがほとんどである。本来であるなら、巳池は直接の兄貴である熊倉の命令を滑皮に優先させてあげるべきだし、仮に「先輩の命令は絶対」を徹底するのだとしたら、熊倉と巳池のどちらが先輩で、どちらの命令が重要かを、個別に吟味しなくてはならない。しかし、そういうふうには、この慣習的な「法」はできていない。だから、ヤクザ社会はつねに矛盾を含むことになる。
そして、では、なぜこの「法」がここまで融通のきかないものになっているかというはなしで、「建前」という語が有効かもしれない、というはなしだ。ヤクザは、世界でもほかに例をみないアウトロー集団で、ふつうに看板を出して、アウトローであることを公的に示しながら存在を持続させているような集団は、ヤクザ以外にないのだという。この独特の環境が、おそらく「建前」を要求する。「仁義」の物語もおそらくその流れだ。仁義は、「正しさ」に突き動かされて、理性をこえて行動に出てしまうときの、人間のありようを指している。だが、法治国家では、犯罪者ではないものは原則的に「正しいもの」である。正しくなければ、彼は捕まっているからだ。したがって、この「正しさ」は、法的な意味ではない。きちんと信号が青にかわるのを待ってわたっている人物を「義侠」などとは呼ばないのである。ではその仁義的な正しさはなにに基づくかというと、法以前のものということになるの
、僕はここにルソーの「憐れみの情」を持ちこんだが、このはなしは超長くなるのでやめる。なにがいいたいかというと、「仁義」もまた物語なのである。かつて、それこそ花山薫のような侠客が存在したとか、そういうことは、また別のはなしだ。また、それが虚構だということでもない。ただ、「建前」を構築するにあたって、その物語を採用した、というだけのことだ。法がとりこぼすことがある、この世には例外がある、ということは、誰でも知っていることだ。そこにもし「仁義」によってコミットすることができれば、そのものは法治国家が人工物であるという前提のところに存在することになるのである。
この物語では、彼らは法以前の「正しき」をなすものなのであるから、法のない世界で「これはまちがっている」と判定する基準を抱えていることになる。だが、これは内なる叫び声であるから(法以前の世界という前提なので)、仁義は明文化することはできない。そういう、そのときどきで変わりうるものを、仁義は本質的に含んでいる。そのことによって、仁義は、法治国家における例外に対処し、微調整を果たす(ということになっている)。そういうあいまいな存在であるから、彼らは「建前」を必要とする。あいまいなままではただの無法者集団なのだ。そういう、ソリッドな、厳格さを含むものだということが提示され続けることで、彼らはようやく現状の特殊なポジションを得ているのだ。
しかし、内実は無法者たちである。「そういうことになっている」のだけど、なぜそういう建前を必要としたのかというと、「じっさいはそういうことではないから」なのだ。ただ、個別の景色というものもある。たとえばだけど、少年時代に読んだ花山薫の姿にあこがれて、そういう「古きよき(という物語のなかの)ヤクザ」たろうとするものもなかにはいるだろう。けれども、じっさいには、ほとんどのものがもっと複雑なうけとめかたをしているだろう。たとえば豹堂だって、仁義といいながら利用した女を売り飛ばすやからではあるのだが、彼が批判思想的に滑皮のリアリストっぷりに対して「仁義」を立てているのは、たしかにそうであろうとおもわれるし、また巳池は、そのようにくちにする豹堂を守ろうとしている。だから、竹腹かんれんの動きは、ほぼ指示なしで彼が動くことで、豹堂の「仁義のヤクザ」という像を維持しているのだ。
そして、いま問題なのは身内殺しである。豹堂は、どちらかというと地味なヤクザなので、派手な熊倉や、なんだかわからないが兄弟分だった鹿島などが組長になることにかんしては文句もないだろうし、たぶん疑問にもおもわないタイプだろう。だが、滑皮がなるのはがまんならない。では、なぜがまんならないのか。若いからだろうか。それもあるかもしれないが、やはり、「仁義もへったくれもねー」からなのではないか。あれは、そのままの意味だったのである。
つまりこうである。ヤクザは、カタギの世界にふわっと存在し続けるために、建前を必要とする。彼らは、法がとりこぼす「正しさ」をなすものであるが、ということはそれは違法行為であるので、それを前面に出すことはできない。だから、それは暗に示すにとどめ、物語として呈示し、彼らじしんは、たとえばカタギには手を出さないとか、ひとの役に立っていなければならないとか、先輩の命令は絶対だとか、厳格な「法」のもとに機能しているものであると示す必要がある。しかし、建前である以上、本音がある。女も売り飛ばすし、身内も殺す。それはそうなのだが、原則的には、「法」が彼らを束縛している。動きを制限しているとでもいえばいいだろうか。だから、滑皮に対して仁義云々ということばが出てくるのは、豹堂の認識では、滑皮はそれを巧妙にすりぬけている、というものがあるということなのだ。じぶんはだいたいのところ「法」を守っていて、守っていないとしてもばれないように努力しているのに、滑皮は、最低限のところは守りつつも、あまり触れられないところ、それこそ法がとりこぼす例外的なところで堂々とそれを破って、金と組長のご機嫌を買っていると。じっさい豹堂は、巳池の働きで、あくどいことをしても、表面的には仁義のヤクザとして一貫しているのである。そうした努力が、滑皮にはないじゃないかと、こういううらみなのである。
だから、理論的には、豹堂は梶尾を殺しても、仁義のヤクザでい続ける。では滑皮はどうなのだろう。彼も、仕返しと拷問を兼ねているとはいえ、いままさに身内を殺そうとしているのだ。
ただ、これから滑皮が巳池や豹堂を殺すのだとしても、それは梶尾殺しがなければたぶん起こらなかったことだ。また、もうひとつの身内殺しの鹿島にしても、これは、はなしでは熊倉の命令だという。つまり、どちらも、彼が信じるヤクザの姿の系譜にかんけいすることなのだ。「法」と「良心」のうち「良心」、「建前」と「本音」のうち「本音」に基づく行為なのである。滑皮としては、必然性もあって(仮にその気になったとしても熊倉に逆らえるわけはない)、「本音」を優先してきたのである。けれども、それは、明らかになっていいことではない。鹿島殺しがばれてしまったら、鳩山に殺されるし、「建前」がないことになるのだから、ヤクザとして存在していくことも不可能になる。だから、やはりこれは表面化してはならない。そこに、矛盾を飲み込むあのありかたが出てくる。彼は、鹿島を殺したかもしれないが、その死体はあとかたもなく、もはやなん
証拠もない。そもそも、彼が「良心」にあたる熊倉への敬意を優先させるのも、ヤクザ存続のためである(と僕は考えている)。彼は、豹堂がとらえるのよりさらに複雑に、ヤクザたろうとしている。豹堂のように、巳池を駆使して、「建前」を優先させるのもありかたとしては不思議でもないが、滑皮においては、「良心」、兄貴をかっこいいとおもうこと、弟分にかっこいいとおもわれることも、同様に大切なことであり、それだけが、ヤクザ社会をそのままに維持すると信じているにちがいないのである。だから、彼はその両方を満足させなければならないのである。
その象徴が丑嶋だ、ということをこれまで書いてきた。彼は、甲児殺しのことも知っている、ということを明かしながら、丑嶋を殺さず、鉄砲玉にしようとする。そして、弁当をひっくりかえす。人殺しのくせにと。それは、滑皮も人殺しなわけだが、むろん、両者のありようは異なる。滑皮が丑嶋に対してアウトローとして上であると考えるのは、まさにそこにおいてだ。覚悟を決めた生き方、ということだ。これは、イレズミや義指、また自重トレーニングなどを通じてこれまでも分析してきた。滑皮は、鹿島殺しを隠すが、そこから逃れるわけではない。ハブサンの記事で考えたことだが、重要なのは殺す覚悟よりも殺される覚悟である。自重トレーニングは、じしんの体重を負荷とする。その存在、あるということを重しとするのが、自重トレーニングなのであり、彼はその背に、彼がなしてきたこといっさいをそのまま背負っているのである。しかし、滑皮の認識では、丑嶋はそうではない。じぶんのことしか考えていない勝手な人間なのだ。それが、今回の弁当のようなくだりを呼び込むのである。
けれども、じっさいにはそのようなことはない。というか、なくなった。たしかに、丑嶋はどちらかといえば勝手な人間であるが、カウカウでのかかわりが、彼を「じぶんだけ、あとできたらうーたんだけ助かればそれでいい」という人間から変容させたのだ。
丑嶋は、あいだに金が入ると、超人になる。もうそういってしまってもいいだろう。だから、今回のようなパターンはわりとまずい。もう滑皮は金がどうとかいう感じのことはくちにしなさそうな雰囲気であるし、あとはもう、豹堂のほうがどう動くかということにかかってくるかもしれない。巳池がなにをいうかでもちがってくるかなあ。少しずつ登場人物が減っていっているな・・・。
638円
Amazon
|
596円
Amazon
|
Amazon
|
ヤクザ新作情報
いつもごめんなさい。
1,500円
Amazon
|
が、無駄に「エリート」と紹介され、期待値ばかりを上げられて、空振りの連続。
るほど、ファミコン本体(ハード)を作っている任天堂にポイントが入るって感じかな。
野亮廣)
1,500円
Amazon
|
1,404円
Amazon
|
ヤクザおしゃれ通販
ヤクザ モンスーンが夏のビジネスを救う。

ヤクザ 関連ツイート
男女間には色々あると思うが「お前の子供の手足をヤクザに頼んで切り落として動画をおくりつけてやる」って常軌を逸してる。
安倍、日本…