秀吉 疲れた自分を、ほめてあげたい。
対岸のブルーシートがかけられているのは、通圓茶屋です。
一休さん、豊臣秀吉や徳川家康も立ち寄ったと言われる御茶屋さんです。
『乱』で日替わりランチをいただきました。
新鮮な海鮮ちらしがおいしかったです。
いつも平日に行くので気づかなかったのですが、
おいしいアイスがあると聞いて、山本甚太郎さんという御茶屋へ。
何度も通っていて気付かなかったのは
金土日しか営業していないからですね。
本当にヤバい秀吉の脆弱性4つ
ハイッハ~イッ
みんなに笑顔をッ太閤で~す
(*^∀^*)
イヤッホーイ
どぉもどぉも
今日から、また新たな1週間のスタート今朝は始発出陣で給料日だけど残業だったからまた体育館GYM鍛錬には間に合わず鍛錬見送りにて候!
目下鍛錬の成果で乳筋・広背筋・大腿四頭筋・腹筋が筋肉痛だぜィp(^^)q
今日9月25日は1558年永禄元年に甲斐の〈武田信玄〉が、長引く越後の〈長尾景虎=後の上杉謙信〉との北信濃〈善光寺平=川中島〉をめぐり戦われる〈川中島の合戦〉で〈善光寺〉(現長野県長野市)の本尊=阿弥陀如来像が、戦火で失う恐れがあると称して、甲斐〈甲府〉へと遷座させた日で、以降この御本尊は、武田→織田→豊臣と流転した後に〈太閤=豊臣秀吉〉正室〈北政所=おね〉によって1598年慶長3年に〈善光寺〉に返還されるのである…
更に1572年元亀3年に天下統一を推し進める〈織田信長〉が、対立する〈室町幕府第15代将軍=足利義昭〉に対して「異見一七ヵ条」を突きつけ将軍の実権を制約した日で〈将軍=足利義昭〉は〈織田信長〉の傀儡政権(かいらいせいけん)である事に不満を持ち秘かに越前の〈朝倉義景〉と内通して、北近江の〈浅井長政〉甲斐の〈武田信玄〉越後の〈上杉輝虎=後の上杉謙信〉摂津大坂〈石山本願寺〉安芸の〈毛利輝元〉ら諸大名らと結んで反織田信長包囲網を形成している事を察知した信長は〈将軍義昭〉と袂(たもと)を分かつ決意を固めても〈将軍義昭〉に、2年前「五ヵ条の条書」を認めさせ将軍の政治活動を制限させたが…
〈将軍=足利義昭〉は、尚も諸大名に「御教書」(将軍の司令書)を送り続けて織田包囲網形成を画策していた為ついに自らが「室町幕府第15代将軍職」に擁立した〈将軍=足利義昭〉と袂(たもと)を分かつ決意を固めるつもりで反織田信長勢力と通じる〈将軍義昭〉に不行状を挙げ連ね「異見一七カ条」をつきつけた
一、将軍義昭が朝廷に対し帝(正親町天皇)を奉り尊重していない事
一、諸国に「御内書」(将軍発給命令書)を送り馬他諸々をねだるのは将軍として外聞が悪いので思慮すべきである
一、「元亀」の不吉な年号を改元する費用を今もって朝廷に奉納しないのは怠慢極まりない
一、将軍義昭が諸事について御欲がましく民百姓までもが将軍義昭を「悪しき御所」と言っているのは、かつて〈嘉吉の乱〉で家臣に殺害された暴君〈第6代将軍=足利義教〉と同じだ
この一件以降〈織田信長〉と〈将軍義昭〉の関係は更に悪化し翌年2月将軍義昭は挙兵に及ぶのだった…
更に1600年慶長5年に天下分け目の〈関ヶ原の合戦〉の前哨戦で、西軍〈石田三成〉方となり、東軍先鋒〈福島正則〉の弟〈福島高晴〉が守備していた伊勢〈長島城〉を、西軍〈毛利秀元〉〈吉川広家〉〈安国寺恵瓊〉〈長宗我部盛親〉〈三奉行=長束正家〉らと共に攻めたが、〈福島高晴〉の頑強な抵抗に遭って攻略出来ぬまま…西軍は東軍の西上を前に〈鍋島勝茂〉を抑えとして美濃〈関ヶ原=南宮山〉へと進軍して行ったが…
9月15日〈関ヶ原の合戦〉で、西軍が大敗を期してしまい戦後、東軍総大将〈内大臣=徳川家康〉は、西軍に属した〈鍋島勝茂〉を許して近江〈大津城〉(現滋賀県大津市)攻めに参戦した西軍〈立花宗茂〉が〈毛利秀包〉〈毛利元康〉ら毛利一族と難攻不落の〈大坂城〉に籠城して、徹底抗戦の構えも視野に置いていた、西軍総大将〈安芸中納言=毛利輝元〉を説きふせようとして
〈毛利輝元〉に、籠城の意向無しと悟るや、九州筑後〈柳川城〉(現福岡県柳川市)に籠城し東軍に徹底抗戦の構えの〈立花宗茂〉の討伐を命じた日だ。
よって件の如し
恐々謹言長月二十五日
太閤
「秀吉」というライフハック
今年上旬に江馬さんがお越しになった時、話題に登った作品が二つありまして、一つ目は、
19,971円
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こちらはレンタル解禁と同時に二晩で一気見しました。すげー面白かったけれども、江馬さんに事前情報を御伺いしていた筈なのに、第一話の終盤まで中堂が井浦さんと気づきませんでした。崇徳院とイメージが違い過ぎるんだもの。あと、北村有起哉さんが演じたジャーナリストにはマジで殺意を抱きました(誉め言葉)。これが北村さんの本気……! ストーリー以上に俳優陣の演技力に魅せられた作品でした。好きなキャラクターはキバヤシさん&毛利刑事。毛利刑事、いい意味でイタミンのパチモン臭さ満載ですこ。
そして、もう一つの作品は、
3,230円
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正確には江馬さんが帰りにどの新幹線を御利用されるかという話に端を発して、甥御さんが本作の影響で新幹線が好きになった……みたいな流れであったと思いますが、新幹線が変形ロボになるというカオス極まる設定が気になって、その後、何度か視聴していた次第。しかし、まさかのシンカリオンとエヴァのコラボが実現するとは……!
25,000円
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確かにタイプエヴァの新幹線は実在したけどもさぁ。内容的にも熱中症予防の啓発も兼ねた満足のゆく出来でした。取り敢えず、今年のベスト10ランキング候補にノミネート。『アンナチュラル』『シンカリオン&エヴァ』 in の『やけ弁』『二人の女王 血の争い』 out かなぁ。江馬さんがJE市にお越しにならなかったら、二作品とも見逃していたかも知れません。本当にありがとうございました。今年も作品的に恵まれた一年になりそうな予感。
尚、プライベート&仕事面は【略】。詳細は伏せますが、期日までに頼んでおいた業務が前日になっても半分終わっていない&『終わっている』と報告があった業務の半分がリテイク案件&プロジェクト前日に現場責任者が仕事を残したままで定時帰宅とか、何をいっているのか判らねーと思うが、俺も何をされたのか判らねーから大丈夫だ(血反吐)。自分が何時の間にかムサニで働いているのではないかという幻覚に囚われている今回の話題は3つ。
1.『西郷どん』第30回『怪人 岩倉具視』超簡易感想(ネタバレしても内容に問題なし)
岩倉具視「出た目のサイの数がやな、二、四、六、八、十、十二が丁、その逆が半。勝ったら儲かるしやな。運試しや」
岩公が丁半バクチのルールを御丁寧に字幕入りで解説するという、色々な意味で他にすることはないのですかとの伏龍的慨嘆を抑えられない今週の『西郷どん』。ツモや直撃時に血を抜かれる『鷲巣麻雀』や、三・五の丁の目を四・五の半と強弁されたうえ、異論を唱えようとすると、
倉石組構成員「口にするなよ……メッタなことは……!」
とヤッパで脅迫されるといった特殊なハウスルールが存在する訳でもないのに、何故、この程度のことを岩公の口から説明させる必要があったのか。しかも、ルールを字幕入りで解説しておきながら、肝心のバクチはストーリーに全く関係ないままで終わりましたからね。西郷と岩公が何か己の政治信条を賭けあう的な展開になるのでしたら、ギリギリ理解出来なくもありませんでしたが、そういう要素一切ナッシング。賭場のシーン、普通に必要なかったでしょ? ついでに大久保と桂の喧嘩も要らなかったでしょ? 何で歴史描写に必要な要素を排除して、ムダな場面やムダな創作で穴埋めしようとするの? 大体、西郷がスッた金銭は今更繰り返すのも阿房らしい話ですが、その出所は奄美の黒糖地獄でしょ? 何で『民が笑って暮らせる世』を志している筈の人間が、百姓の膏血をバクチでスッて平然としているの? 西郷は褌一丁で愛加那に弾劾されればいいと思うよ。お前が他人の金で勝つ訳ねぇんだよ。あと、
ナレーション「京で我が物顔に振舞う慶喜を江戸に戻すため、二人の老中がやってきました」
とかいう、具体的にどんな悪事を仕出かしたかの事実も創作もなしに、一方的に慶喜を暴君扱いするのはやめろ。慶喜を敵前逃亡のヘタレに描くのは表面的な事実だから許す。人として軸がブレている描写は逆にウェルカムだ。しかし、無能な暴君に描くことは断じて認めん。『慶喜にこそ同情し隊』会員№
84(ヒトツバシ)として断固抗議するものである!
2.中村梅之助さんも捨てがたい
極端な話、時代劇における当たり役とは視聴者が歴史上の人物を想像する際に思い浮かべる俳優さんの最大公約数の謂いではないかと思います。大河ドラマではナベケンの伊達政宗が鉄板でしょうか。大河ドラマではないものの、私の中では同レベルの鉄板に井上聞多=萩原流行さんというのもありますが、兎も角、万人が思い浮かべる共通のイメージを構築するのは並大抵のことではないでしょう。人気のある人物であれば、それは猶更ですが、しかし、俗に三英傑と呼ばれる三人は当たり役が確定しているのではないかとも思います。信長は高橋幸治さん、秀吉は緒形拳さん、家康は津川雅彦さんですね。この中で家康は他の二名と毛色の異なる印象があるのですが、これは高橋さんの信長と緒形さんの秀吉はテレビ的な意味での出世作であったのに対して、津川さんの家康は大河ドラマにおけるキャリアの集大成的なポジションであるからではないかと思います。まぁ、私の高橋信長と緒形秀吉のイメージも『黄金の日日』がベースなので、自分の理論に矛盾を感じてもいるのですが、私が津川さんの家康に毛色の違いを感じる要因はもう一つありまして、それは家康以上の嵌り役を知っているからです。
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本作で勝海舟を演じる津川さんがマジで嵌り役なのよ! 出番は前編の前半&後編の一部に留まっているのですが、旧幕臣による蝦夷地開拓という夢を追う主人公のロマンチ榎本に対して、江戸無血開城という、
自分が仕出かした訳でもない粗相の尻拭いを如何なる汚名に塗れようとも一命を賭して成し遂げようとする
リアリスト勝の苦渋と決断がヒシヒシと伝わってくるのよ。榎本に『オイラの幕引きが気に入らなかったら何時でも斬れ』と啖呵を切る台詞や、上野戦争を停められなかったことを榎本に批難された時、無言で『首級を討て』と己の項を扇子で叩くシーンとか、本当に堪らんのよ! 当時は漠然といい場面だなぁと思っていましたが、年齢を重ねてから、何度も作品を見返すうち、
「ああ、俺は勝が好きなのと同等に、津川さんが演じる勝が好きなんだな。俺が勝を好きになったのは津川さんの影響なんだな」
との思いを抱くようになりました。私にとっての理想の勝を演じた津川さんの訃報……遅ればせながら、慎んで哀悼の意を表します。あと、これは完全な余談なのですが、津川さんの演じる勝ファンを称しておきながら、上記の『五稜郭』での、
勝海舟「フランス語で『馬の耳に念仏』って何ていう? 教えてやろう、シャンソンってんだ。ハハッ」
の台詞って、どういう意味か今でも判らないのですよ。イキな解釈を御持ちの方、御教授頂けると嬉しいです。
3.赤マフラーと櫻井ヴォイスに気をつけろ
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大河ドラマ&歴史劇繋がりで強引に話題を連結させようとする私の小賢しい意図は措くとして、今季の覇権アニメの一翼を担う『アンゴルモア~元寇合戦記~』。それこそ、日本史上屈指のイベント&国家存亡の危機にも拘わらず、大河ドラマでマトモに描かれたことは一度しかない題材なので、他の表現媒体で見ることが出来るのは嬉しいかぎり。歴史上の経緯を知っているとどう足掻いてもバッドエンドという『ウォーキング・デッド』クラスの悪い未来しかしない物語を如何に描くのか、原作未見の身としては楽しみです。
尤も、これは『ゴールデンカムイ』を見た時も思ったのですが、本作の主人公である朽井迅三郎のキャラクター設定がイマイチ、ピンと来ないのも事実。原作で何処まで描かれているか判らないんですけれども、少なくとも、現時点のアニメ視聴者の大半にとっては、主人公に感情移入するに際して必要な二つの要素が完全に抜け落ちているのですよ。即ち、
『何故戦うのか』と『何で強いのか』
ですね。片方だけでしたら、物語の展開と共に次第に明らかになるのもアリですが、両方共というのは頂けません。そこをハッキリさせずに主人公を無双させるとなろう系の勇者と大差がなくなってしまいます。『ゴールデンカムイ』の杉元も『動機』が弱いうえ、不死身と称される程の戦闘力の『理由』も描かれていないからなぁ。『動機』と『理由』をキチンと描くことがバトル作品の成功する必要条件であることは、或る名作で証明可能です。
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御存じ、不朽のSF歴史劇ですが、この作品では主人公の『戦
う動機』と『強さの理由』が開劇と殆ど同時並行で描かれているんですね。『戦う動機』はラインハルトの『俺の姉貴を奪ったゴールデンバウム王朝許せねぇ!』というシスコン極まる復讐劇。ヤンは『エル・ファシルの脱出行』で戦場の卓越した心理学者という『強さの理由』を受け持っている。今年放送された新版アニメでは、ヤンが敢えてレーダー透過装置を用いないことで、帝国軍の心理的陥穽を衝く描写がカットされたことに苦言を呈する古参ファン(含む私)が続出したのも、それこそがヤンの、そして、本作の描く強さの理由づけであるからでしょう。逆にいうと、そうした物語の基本論がキチンと押さえられているからこそ、発行から三十年以上も経過した現在でも、
作品に興味を抱いた人がいると知るや、別にアフィリエイト収入が入る訳でもないのに夢中になって紹介してしまう
程に読者を惹きつけているのでしょう。このブログのコメント欄で、ハカセさんが電子書籍で『銀英伝』を読もうかなぁと仰った途端、私も含めて多くの方々が詳細な返信を投稿するという流れ、ほんとすこ。いや、あれを契機に『銀英伝』を読み直したのですよ。いい加減な紹介文を書いて、ガッカリされるの嫌ですしね。今、読み直すとフレデリカさんの闇の深さに恐れを抱いたりする。ユリアンのフェザーン出立の際、同じ実務家のキャゼルヌがヤンと同レベルの役立たずであったのに対して、フレデリカさんがイゼルローン一の賢者と称される程の辣腕ぶりを発揮したのって、要するにキャゼルヌは娘婿の候補を手元に引き留めておきたかった&フレデリカさんはユリアンの不在時にヤンの正妻の座を射止める好機と思ったからですよね? 怖ッ! フレデリカさん、怖ッ!
あ、あと、ヤン艦隊をあんこうチームに喩えると、
みほ=ヤン
優花里=フレデリカ
沙織=キャゼルヌ
麻子=フィッシャー
華=シェーンコップ
になるんじゃあないかと勝手に想像して悦に入っております。実際、麻子がいなかったら、あんこうチームは簡単に走行不能に陥り、西住殿の作戦の多くは計画倒れに終わったと思う。
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秀吉が盛りだくさん♪
(ほんっとうに、ずるい・・・・・・!)
政宗の笑顔にくらっとして、嬉しさと悔しさで口を閉ざし、私は抵抗するのを諦めて、あたたかい腕の檻に身を委ねた。
——・・・それから、数分。私が指先まですっかり温まった頃。
政宗「・・・・さて、そろそろ移動しないと、安土に戻るころには朝になるな。まずは川沿いに上流の方にさかのぼって、落ちた場所まで戻るか」
私を抱きしめてくれていた政宗が、むくりと身体を起こした。
「・・・・・・っ、そうだった、みんなきっと私たちのこと探してるよね」
私もがばりと起き上がると、政宗が手を取って立たせてくれる。
「顕如は・・・・・・捕まったのかな」
政宗「ああ。あの時、光秀豊臣秀吉秀吉が来てるのが見えた。崖っぷちで顕如に逃げ場はねえ。どっちかが捕らえただろ」
「そっか・・・・・・」
(捕まったら、やっぱり・・・・・・殺され
ちゃうのかな。あの時・・・・・・一瞬、あの人は私を突き落とすのをためらった気がする)
恐ろしい復讐鬼とはいえ、あのまま殺されてしまうのは、悲しい気がした。
政宗「なに辛気臭い顔してんだ」
「・・・・・・!」
咎めるように、つん、と鼻先を指で突かれて、はっとする。政宗は優しく目を細めて、私の頭をくしゃっと撫でた。
政宗「お前は、今はさっさと城に戻って休むことと、今朝の俺への返事でも、考えてろ」
(今朝の?)
政宗「顕如を捕まえるまでの我慢だ。顕如が捕まえられれば、恐らく今の臨時で安土に武将が集合してる状態も、解消される。そうしたら、お前、俺の城に来い」
「・・・・・・え?」
政宗「考えとけよ」
(そっか・・・・・・顕如が本当に、捕まったなら、みんな安土城から元の領地へ戻ることになるかもしれないんだ・・・・・・)
政宗と一緒に行きたい、と、出かける前に決めていたことを思い出した。
「今朝の返事なら、考える必要なんてもともとないよ。私は、政宗とずっと一緒にいたい。政宗と一緒に生きたい。」
胸にある答えは、今朝、政宗の言葉を聞いた時からずっと決まっていた。
「私を、政宗のお城につれてって」
微笑みと一緒に、政宗への返事をすると、政宗も、花がゆっくりとほころぶように、優しく微笑む。
政宗「・・・・・・ああ、連れてってやる。なにせ、もとから、手放す気なんてなかったからな」
「私も離れる気なんてなかったよ」
顔を見合わせ、ふたりで笑い合う。するとその時、耳にかすかな蹄(ひづめ)の音が届いた。
政宗「・・・・・・誰か、来たな」
「・・・・・・っ、うん」
(数も、ひとりじゃないみたい・・・・・・)
政宗と河原沿いに続く森に目を向ける。木の葉の先はまっ暗な闇に包まれていて、人の影も見えない。
政宗「織田軍の捜索部隊か、顕如の手先の残党か
・・・・・・ただの野盗か」
政宗は油断なく闇を見すえ、片手で私を背中へと隠した。
政宗「大丈夫だ、ゆう。絶対に守ってやるから
安心してろ」
「うん、わかってるよ」
(政宗と一緒なら、大丈夫)
政宗の背にかばわれて前方を見つめる。蹄の音がだんだん大きくなって、木の葉が揺れる音と共に
人影が現れた。
家康「政宗さん、ゆう・・・・・・!」
「あっ家康さん!」
政宗「なんだ、家康だったのか」
家康「・・・・・・無事だった」
馬を降り、家康さんが心底ほっとしたような声で呟
。
「探しに来てくれたんですね、ありがとうございます」
駆け寄ってお礼を言うと、ふい、と家康さんは顔をそむけてしまった。
家康「だから言ったんだ、この人のそばにいると危険だって」
そんな皮肉を言いながらも、家康さんの表情からは、ほっと安心しているような温かさを感じて、思わず笑みが浮かんでしまう。
(・・・・・・せんな風に言いながら、こうして心配して駆けつけてくれるんだから、家康さんも人のこと言えないよ)
家康さんは政宗に向き直ると、抜き身の刀を手渡した。
家康「はい、忘れ物です」
政宗「ああ、悪いなわざわざ。ちょうど、取りに行こうと思ってたところだ」
家康「・・・・・・崖から飛び降りて無傷とか、なんなんですか、人間じゃない。濁流に呑まれてそのまま海に流されればよかったんですよ・・・・・・あんただけ」
政宗「残念だったな。この川の先は海じゃなくて湖だ」
家康「じゃあ湖に沈んでしまえばよかったのに」
私に対するのと同じように、家康さんは政宗にも素っ気なく言い放つ。怒っている横顔が、本気で心配してくれていたことを伝えてくる。
(やっぱり、素直じゃないだけで・・・・・・家康さんって本当は、心配性で優しい人なんだなあ)
言い合うふたりを見つめ、改めて家康さんの人柄を垣間見た気がした。私達の無事を確認したところで、家康さんが政宗の馬の手綱を引いてくる。
家康「ほら、さっさと帰りますよ。あんたたち、びしょ濡れだし。いつまでもそうして、二人して風邪引かれたらこっちが困る」
政宗「ああ、悪いな、馬まで連れてきてもらって」
家康の引いてきた馬に、政宗がひらりとまたがる。
政宗「ゆう」
当然のように政宗に差し伸べられた手を、取ろうとしたその時、
家康「あんたはこっち」
(え?)
政宗の手をとろうとした私の腕を家康さんが掴んだ。そのまま自分の馬の方へと引き寄せると、
「わっ」
私を抱えてぐっと持ち上げ、馬上へと押し上げた。
家康「・
・・・・ちゃんと自力で座って」
「は、はい・・・・・・!」
慌てて馬の背にしがみつき、なんとかまたがると、家康さんも私の後ろに軽やかにまたがる。
(どうして急に、家康さんの馬に・・・・・・?)
政宗「何で家康の馬なんだ?」
馬を隣に並べるようにして寄せ、政宗が怪訝そうに家康さんを見つめる。
家康「今は濡れてるあんたより、俺の方が身体が温かい。ゆうは俺と一緒にいた方が温まります」
政宗「・・・・・・俺が寒いのはいいのか」
家康「あんたは別に、風邪引いても何しても、どうせ死なないでしょ・・・・・・心配かけたんだから、この程度の仕返しは多めに見なよ」
(あ・・・やっぱり心配してくれてたんだ)
家康さんはぽつりと呟くと、前を向いたまま馬を駆けさせた。
(ここで口を挟んだら、また怒らせちゃうかな・・・・・・ありがとう、家康さん)
私はお礼を言い掛けた口を閉じて、心の中だけで呟いた。
政宗「まあ、確かに、ゆうはそこにいた方が温かいか。ちゃんと家康に寄りかかってろよ、ゆう」
怪訝そうに眉を寄せていた政宗にも、笑顔が戻り、私達は雨あがりの森を、安土城へ向かって走り始めた。
——
安土へ無事に帰還した夜は崩れるように眠りに落ち、翌日の朝・・・・・・——
信長「やはり、幸運を運ぶ女だな、貴様は」
秀吉さん、家康さん、政宗と共に昨日の一件を報告すると、信長様は愉快そうに笑った。
「幸運・・・・・・?」
信長「貴様が不用意にうろちょろしていた事で、図らずも、顕如の捕縛に成功した」
「私は特に、なにかをしたわけではないですが・・・・・・」
信長「だから ”幸運” だと言っている。意図して顕如にさらわれたなら、貴様は幸運の持ち主ではなく、相当の策士ということになるが、・・・・・・とてもそうは見えんからな」
(あれ、馬鹿にされてる・・・・・・?)
信長様の面白がるような眼差しをむっとしながら受け止める。
(この方に反発しても、今さら意味無いか・・・・・・)
「顕如は・・・・・・どうなったんですか?」
代わりに私は、誰にともなく、気になっていたことを尋ねた。
秀吉「牢に閉じ込めてある」
答えたのは秀吉さんだった。
秀吉「信長様の天下統一のその時まで、日の当たらぬ場所でおとなしくしていてもらう予定だ。生かさず、殺さずな」
(っ、じゃあ、生きてるんだ・・・・・・)
顕如が生きていたことに、なぜかほっとして息をつく。
(顕如が政宗たちにしたことは・・・・・・許せないけど)
政宗を失う恐怖にかられて、戦場に向かった私と同じように、失うことが怖くて悲しくて、一線を越えてしまって、戻れなくなった。
少しの間、話しただけだったけれど、そんな人のような気がした。
(あの人にも・・・・・・生きて、希望を見つけて欲しいな)
政宗「・・・・・・とにかく、これで、信長様の暗殺騒動は一件落着だな」
秀吉さんがぱんっと手を叩いて、明るい声で宣言した。
秀吉「今夜は祝宴だ!」
今ここにある秀吉
無知なオイラ。
フェリーから見た大鳥居。
こちらも世界遺産登録されてますよ。
ここでは神様のお使いが鹿さんです。
昨日はウサギさん、今日は鹿さん。
日本三景のうちのひとつですよ。
さて、厳島神社の場合、大鳥居が一の鳥居になるのかな?謎です。
だいぶ潮位が下がってしまったので、海面に浮いてるようには見えないですが、神社の造りとして不思議なのは体感できました。
寝殿造の神社って、かなり珍しいです。
千畳閣へ。
千畳閣は、豊臣秀吉が造らせたものなんだけど、建築中に秀吉他界で未完成なんだそう。
壁板も天井板もない。
千畳閣から見下ろす厳島神社も風情があります。
を祀った神社である豊国神社があります。厳島神社の末社にあたりますよ。
秀吉 関連ツイート
そして、その掟に少しでもそむく者がでてきたら、決してえこひいきなく道理にかなっていること道理にかなっていないことをさばき、たとえそれが兄弟や親族であろうとも、罪のある者は処罰せねばならない。
by 豊臣秀吉
譲
C賞 信長2、家康、幸村、謙信2
D賞 家康、秀吉3、信玄3、三成3、謙信2
E賞 信長、政宗5、秀吉3、家康2、信玄2、三成2、謙信、佐助
求 定価+送料or同種顕如
郵送…
『天下統一恋の乱』利家さんに、気になる和菓子について聞いてみました。
利家「俺はやっぱりこのおはぎだな。昔っから…」
秀吉「どれどれ?味見してあげるよ」
利家「おい秀吉!俺のおはぎだぞ!」 ht…