秀吉 らくらく創造企業

先日、吉政の後を継いだ忠政の正室が、徳川(久松)家から来ていることに気が付きました。

その女性、家康の母於大さんが、再婚して嫁いだ先で生まれた家康の弟の娘です。
と、言うことは、自分と一緒の於大さんの血を引いた娘を田中家に入れている。
そして、そこに世継ぎが出来なかった。
そして、忠政が亡くなり、筑後国での田中家は改易、しかし、翌年三男の吉興の娘に養子をもらい再興しました。
その養子息子は、お母さんが徳川家から嫁に来た女性でした。
田中家に、どうしても、徳川の血を入れたかったのでしょうか？
それとも、徳川家の血を入れた、一つの家として使いたかった？
三河岡崎城は、家康の生誕の地。
秀吉の時代、田中吉政は、秀吉からそこを任されます。
難しい国を任せるのは、吉政しかいなかったかもしれません。

戦のあとの、いろんなところの城の、誰かが城に入封されるまでの城の造作などを任せられ、
秀次の城になったころの清州城や、あの明智光秀が撃たれた後の城の後始末や入るための造作管理。
丹波福地山城とか、殆ど全部、とにかく吉政にいってくれと秀吉に任せられ…。

他に、居ないの？って思うくらい、秀吉の信頼が厚かった。

田中兵部大輔橘朝臣吉政、そこにいながら、関ケ原の戦の前の緊張した時代に、例えば、水野氏を切った西軍の加賀野井氏のお墓を建立してあげたり、
これって、上役(家康)を怖がらず、人の道に沿ったことをして、これこそ義だと思うのですが。
朝鮮出兵の時は、みんなを戻す船を全力で作るために走り回ったり、
矢作川の開削や築堤に力を発揮。
罪人を罰せず、家を与え、西野の荒れ地に松を植えさせ、更生させ、塩造りの燃料にしたり、

彼ほど、人間らしく、戦国時代を駆け抜けた武将は居ない…と、思うわけです。
 

「もう沢山、親にも手をあげられたことがないのに……

ビンタのあとのこの科白。どうしても、もうひとつの“Ｇ”を想起せずにはいられませんね。ちなみに「機動戦士ガンダム」のテレビ放映開始は、1979年。奇しくも、『真幻魔大戦』『幻魔大戦』が始まった年と同じです。かの名作ロボットアニメともども、もうすぐ四十周年が訪れようとしています。

井沢郁江に卵巣癌をもたらす「黒いボール」の正体は、久保陽子の呪いだった！　こうなるのはお前にも問題があるんだと丈は諭すが、郁江は屈折した態度で応じる。そんなヒネクレ郁に平手一閃！　強烈な父性的愛情に接して、郁江はすっかり素直になりますが、杉村由紀が危惧した通り、このことがのちにちょっとした波紋を呼ぶことになります。

「結局、彼は幻魔に狙われているから、周囲にいる者が飛ばっちりを受けるのよね。先輩も気をつけた方がいいんじゃないですか？　あんまり深入りすると、どうしても郁江みたいに飛ばっちりが行くし……おまけに重病人なのにぶたれたりしたら、割が合わないものねえ」

岩田邦子のこの反応を聞いて、平山圭子は事の次第を彼女に話したことを後悔します。
青林学園内にできたGENKENに、郁江を誘ったのは彼女でした。丈が田崎に会うと云いだしたときも、女子メンバーたちが口を揃えて反対するなか、ただひとり田崎なんかに負けっこないと頑張った熱烈ビリーバー。
丈から「邦公」と呼ばれた愛されキャラでしたが、GENKENが学外に拡大するとフェイドアウトし、心情的にも離反していたことが明らかになりました。
どっこい、岩田邦子が会員として留まるのも、長いことではないだろう――という圭子の予想に反し、彼女の登場はこれが最後ではありません。彼女はこの後も幽霊会員としてGENKENに籍を置き続け、忘れた頃にその名を登場させます。それは主に、丈についてゆけなくなった初期メンバーの代表格として、なのですが。

やたらと神格化したかと思えば、ちょっと気に食わないことがあるとボロクソに云う。“ファン”なんてそんなもんさ。嘆くな、圭子さん。え、「貴方に云われても」って？　こりゃあ参った。（年齢的にはたぶんどっこいの）お父さまによろしく。

「申し遅れましたが、高鳥といいます。高鳥慶輔です。よろしくお願いいたします」

高鳥慶輔がここで初登場します。東丈の彼に対する態度は、初めから冷ややかでした。洟も引っ掛けない、というのではありませんが、議論には真面目に応じてはいるものの、まあ、ちっとも相手にしてしません。「敬して遠ざける」という言葉そのままです。まるで彼の行く末はもうすでにわかっている、とでもいうかのようです。このあたりから徐々に、東丈が内心を覗わせなくなってきます。正確には、ト書きからその描写がなくなっていきます。
高鳥は超能力者、それも東丈と同じPK能力者でした。力の多寡はともかくとしても。かつて東丈が、超能力戦士としての同志を切実に欲していたことはもし、その頃に出会っていたら、どうなっていたでしょうか？　あるいは、歓迎していたかもしれません。むろん、そうであったなら、高鳥が強力な味方になっていたか、彼もまた幻魔に与する側にいくことはなかったかと云えば、そうは思われません。いずれ遠からず、苦い決別と対立に至ったでしょう。成長した東丈の叡智は、その愚を避けたのです。

「そうです。超能力の実在が証明されることは、世界を変革する力を持つと思います。その認識自体が強力な力です。先生の説いておられることに疑いを持つ人々も、疑問の余地もなく超能力の実在を証明されれば、必ず考えを変えると思います。超能力が架空のものでないとわかれば、幻魔の実在性も認められるようになるはずです。大きな力を持った超能力者たちが大衆の目の前で超能力を実証し、啓蒙して行けば、世界は変革されるはずです。人々は目から鱗が落ちて、世界の真の姿を見ることができるようになります」

「日本における権威主義の堅忍不抜さは豊臣秀吉の築いた大坂城みたいな代物です。高鳥君はそれを力押しにして攻め落そうとしているんじゃないかな？　相手の守りはかたく、しかも日本における権威主義の牙城を総動員できるんですよ。たとえば、日本の大新聞がどちらの肩を持つと思いますか？」

「権威主義者にとっては体制の秩序こそもっとも大事なので、それに合致しなければ抹殺するくらい平気なはずです。このマスコミ社会では世論操作が可能です。大衆はマスコミを濾過した情報しか手に入れられません。たとえば大新聞が警察発表をそのまま紙面に載せることによって、体制の秩序が維持されるようなものです。黒白を決定するのは、生の情報に接することのできる人間であり、それは例外なく権威主義の擁護者なんです。一般大衆は真実を見定める視力を持っていません。それは最初から奪われてしまっているんです」

丈の云うことは正しい。でも、高鳥くんの云うことも、よくわかるんだよなぁ、気持ち的には。仮に東丈のような能力が本当にあったとして、有無を云わさぬ実証をしてみせる。Ｏ槻教授を宙に浮かべるとかね。そうして世の常識、権威主義をブッ壊したら、スカッとするだろうな。そんな気持ちはワタシにもあるから。
もちろん、そうなれば超能力の実在は信じてもらえたとしても、「こんな危険な奴を野放しにするな」という魔女狩りならぬ超能力者狩りが始まるでしょうけど。またそれ以前に、そんな事実そのものが、あらゆる手段を講じて闇に葬られるでしょう、東丈の云うように。
事実、高鳥もGENKENを離れ、独自に活動をするようになり、さらに能力を増大させ、自在に行使できるようになっても、テレビで超能力を実演するといったことは一切していません。彼もまた、テレビ芸人としてマスコミのオモチャにされる愚を悟ったのでしょう。

丈と高鳥の組織論、超能力論議は、なかなか読み応えがあります。ディスカッション小説の面目躍如といったところ。面目躍如として面目ないという声も聞こえてきそうですが。でも（ワタシの記憶が正しければ）、彼らの対話は、これが最初で最後。もっと見てみたかったなと思います。
我々ネットの住人には、なかなか耳に痛いお言葉もあります。心しておきたいと思います。

　高鳥は丈
の説得を受け容れる気配を見せなかった。議論のための議論に走るのが、論客らしいところだった。若者らしい客気だが、これだけ聴衆がいると引っ込みがつかなくなってしまうのだ。相手をやりこめ、屈服させるためにのみ議論する癖がついているので、ああ言えばこう、ととめどがなくなる。

　目的を見失った議論は無意味である。議論に勝つための議論は時間潰し以外の何物でもない。他人に説得されることを、自我に傷手を負うことだと勘違いしているのは、なにも高鳥一人ではないだろう。

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「しかし、高鳥君の別の提案については、検討してみます。会に青年部を作る件ですが、一応三十歳未満の会員を対象にして募集してみるのも一案かと思います。内村君！　いらっしゃいますね？」
　はい、と返事をしてメガネをかけた弱々しそうな大学生が立ち上った。
「内村君に準備段階で、責任者をやっていただこうと思いますが……やっていただけますね？」
「はあ……しかし、僕なんかでは務まらないのでは……だれか他に適任者がいるんでしたら、僕はお手伝いさせていただきますけど……」
　内村は気弱そうに呟いた。メガネの奥の目が自信なげにそわそわしていた。

ここで内村君が再登場します。彼の登場はこれが初ではありません。これを書くために確認するまで、ワタシもすっかり忘れていたのですが、内村君の初登場は5巻。学外GENKENでは菊谷明子とともに最初に登場したメンバーのひとりです。せんせいもよく覚えてたな？　四巻も前にたった一度、渋谷駅前の丈と郁江を迎えに来ただけのチョイ役を。しかし、GENKEN青年部のリーダーを任され、彼はこののち、その存在感を増していきます。

イケメンで弁が立ち人当たりが良く才知に長ける、そんな高鳥に比べ、いかにもコミュ障でおよそリーダー職には不向きと云わざるを得ない内村君が、いかに見違えるような快活な好青年に成長を遂げるか。やがて、ガチガチの狂信者、井沢郁江親衛隊長へと、いかに変貌してゆくか――。
そんな目まぐるしく変わりゆく人間模様、ヒューマンドキュメンタリーも、この物語の醍醐味のひとつです。

 

皆の者達者であるか？

ここ5年間、毎年欠かさず、全国吟道大会を見学させてもらっています。今年は、名古屋で、6年連続になります。楽しみは、地元の構成吟です。長野大会が良かったなあ。
私は中部地区に在住してるので、出場の先生方とは、勝手に、お友達気分です。
今回の名古屋は、郷土の三英傑というテーマで、やはり、これしかないなあと、予想通りでした。
最初は、三武将の性格を表現した、川柳かと思いますが「鳴かざれば」。優秀吟者大会中部地区和歌常連の元娘の皆さんトリオ。高音の輪唱で始まり、とってもインパクトがありました。とってもきれいな着物！
次は、三武将を詠んだ、松口月城の漢詩「三人の英雄」を三人で合吟。名古屋まつり郷土英傑行列の紹介映像でした。全国吟道大会は、地元の紹介ですから。
信長が出生した名古屋城二之丸の紹介では、毎年行われている、名古屋城古武道大会の紹介。真剣の居合の映像も流れました。
そして、信長公が幼少の頃、稲葉地城で、手習いをした習字の紙を松の枝に掛けて遊んでいたようです。その逸話がある城跡に建つ凌雲寺の石碑にある漢詩「織田信長公掛草紙松」。イラストのアニメもあって、お笑い的。でも意味がわかった。
次は、日本外史より韻読で、「桶狭間の一節」と言っても、とても長いです。楠公子別れでも、飽きます。如何に飽きさせずにやれるかが課題だが、工夫してあった。吟は気合が入っていました！！しっかり語ってました。さすが先生たちだ！すごい！
桶狭間の合戦の模様を、頼山陽が書き著したものです。そうだったのかと、初めて知ることもあり、英雄が誕生する経過がわかりました。ところどころに、現代文があり、そういう意味かと、なるほどと思った。
続いて、「桶狭間を過ぐ」。太い4本の最高音かな？本当に奇兵が天から降ったのかと思った。
「本能寺」。すごい剣舞だった！日本神道流神道舘総本部。橋本 了華先生は、ビクター幼年・少年・青年で全国優勝。プロジェクターが最高に明るくしてあって、光が当たらないはずなのに、影がホリゾントに大きく写って、カッコよかった。篝火、庇の梅雨、夜明けの星空、炎上する本能寺？剣舞の迫力とマッチしてると思った。吟も舞も最高だ！
次は「豊公誕生の地」。原題は「村童牧牛図」森春涛。牛の背中から太閤が誕生したのだと、わかった。
「お市の方辞世」。ホトトギスが、死ねと誘っているように鳴いている、という意味かな。寂しくもインパクトある動画。吟も良かったよ。
「豊臣秀吉辞世」。成功しても、死ぬときは寂しいもんだ。吟も感情が出てた。
これもだが、数か所、ナレーションの画像で吹き出しの補足説明がでてた。感情がよくわかった。
「東照公御遺訓」。岡崎公園の徳川家康像。その他いろんな表情の銅像があった。落ち着いた語りの韻読で、さすがだなあと思った。
「徳川家康辞世」。もう死ぬのかと思ったが、ああ嬉しい。また目が覚めた。天ぷらの食中毒で死んだようだが、秀吉とは、正反対の、明るい辞世だった。人柄が現れて、落ち着いた吟で良かった。
最後は、松口月城の「名古屋城を詠ず」。一般的に知られている「名古屋城」とは詩文が一部違う。松口月城先生が、名古屋城に来た時に揮毫した色紙の原文どおりの詩でやった。「とうりん」も松口先生の指定通りに「とりん」で吟じてた。
出場者全員で無マイクで合吟してましたが、マイクを並べた方が、もっと盛り上がったと思う。
会場全員で吟じてもらうように、譜付けの記号もされていたので、一番大きな声を出して。合吟しました。少し離れたところに座っている、九州の先生も、とっても大きな声で、吟じておられるのが、聞こえました。
すばらしい！よく頑張った！１００点満点のの構成吟だと思った。
チラチラと動画もいっぱいあったし、良かった。（singakufan-a記）

帰りに子ども達が

クリスマスのプレゼントに

犬か猫頼もうよ〜

犬なら名前は

秀吉だなぁとか

盛り上がってました…

サンタを使う

そうきたかぁー笑

では♪